(5)質問の仕方を工夫する
聞き上手と呼ばれる人は、相手の話を引き出すのが上手です。会話の中でも相手に対して質問をうまく投げかけます。
質問には「オープンクエスチョン」と「クローズドクエスチョン」という2種類があり、ビジネスシーンではこれらを意識して質問を投げかける人も多いでしょう。この2種類の質問を使い分けてうまく相手の話を引き出してみてください。
「オープンクエスチョン」とは
「○○についてどう思う?」「○○についてどうする?」など、相手が自由に自分の考えや思いを答えられる質問を「オープンクエスチョン」といいます。
相手から、より多くの情報を聞き出したい時に使える質問方法ですね。答える範囲を制限しない質問です。
「クローズドクエスチョン」とは
「AとB、どっちが良い?」といった答える範囲を制限した質問を「クローズドクエスチョン」といいます。また相手が「はい」か「いいえ」のみで答えるような質問も「クローズドクエスチョン」ですね。
相手の考えを明確にしたい時に使える質問の仕方ですが、やり過ぎると、「追いつめられている」「誘導尋問みたい」と思われるので注意が必要です。
(6)テレビの司会者を参考にする
話し上手・聞き上手な人のイメージがよく分からない場合は、バラエティ番組など、テレビの司会者を見てみると良いでしょう。
司会者というのは、相手の話を引き出すのがとても上手です。聞き上手だからこそ、話を引き出すことができ、話し上手だからこそ、その話を広げることができるのです。
質問の仕方や、相手の話のどこに注目しているかなど、参考にしてみるのもおすすめです。
話し上手な人は聞き上手な人
話すコツや聞くコツさえ掴めば、「話し上手」「聞き上手」になるのは難しいことではありません。どんな人でも誰かと会話を楽しむことはできるはず。
会話のプロや話術の達人を目指す必要はありません。「普通」で良いのです。話し上手になれば自然と聞き上手にもなりますし、逆もしかりです。
会話が苦手だからといって、ずっと避けていては、いつまでたっても苦手なままでしょう。勇気を出して、苦手意識を捨ててしまいましょう!
(まる)
※画像はイメージです
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