無料の会員登録をすると
お気に入りができます

[3/22〜3/28の運勢]3月4週目の運勢はどうなる?SUGARさんが贈る12星座占いをチェック!

カルチャー
続きはこちらから

今週のふたご座の運勢

illustration by ニシイズミユカ

道の先へ連れ去られる

今週のふたご座は、花のつぼみを膨らませるようにみずからに栄養を与えていくような星回り。

「春雨(はるさめ)」は春に降る雨の中でも、こまやかに降りつづく雨のこと。「ヘッドライトに春雨の鱗めく」(榮猿丸)では、春の柔らかな闇を照らすヘッドライトとともに、どこか艶のある季語として使われています。

一雨ごとに木の芽、花の芽がふくらみ生き物たちが動き出す春雨に濡れて、アスファルトまでなまめしく「鱗めく」。それは客観的な観察の結果というより、作者のみた幻想であり、頭の中の妄想が夜の闇に溶けだして、夜道そのものが巨大な女体の一部のように動き出し、自分をどこか見知らぬところへと連れ去るようにも感じられたのかも知れません。

そんな一瞬の妄想のあと、夜道をひた走る自分に気付いて、ハンドルを握り直す。しかしその口元は固く結ばれて引き締められるどころか、どこか緩んでいるのではないでしょうか。あなたもまた、そんな風にみずからの妄想が溶けだして虚実の境に身を遊ばせてみるといいでしょう。

続きはこちらから

今週のかに座の運勢

illustration by ニシイズミユカ

あらためて子供に留まる

今週のかに座は、「涙ぐむ」という振る舞いに何か深いものを感じていくような星回り。

人間は他の動物と比べて、未熟な幼児期が異様に長い生き物。発育過程が遅滞ないし遅延することで、胎児や幼児の特徴が保持される生物学的な現象は「ネオテニー(幼形成熟)」と呼ばれますが、アメリカの人類学者アシュレイ・モンターギュは人間は生物の中でもっとも劇的にネオテニー戦略を活用した生物であり、それは「子供に留まることが人間に文化の可能性をもたらす」のだとも述べています(『ネオテニー』)。

例えば、他のほ乳類のように母親の体毛にしがみついていることのできない人間の赤ん坊は、その代わりに大声で泣いて注意を喚起します。それはほとんど生理的な働きですが、「涙を流して泣く」行為は人間の大人にも遅滞されて保持されており、こらえつつも「涙ぐむ」ことで深い共感を促す訳です。

つまり、「涙もろさ」というのは子供を延長させたネオテニーの特徴であり、それこそが人間が人間であろうとするための分母的な時空なのだということ。あなたもまた、つねに新しい存在としての子供性をみずからの中に積極的に見出していくことになるはず。

続きはこちらから
オリジナルサイトで読む
記事に関するお問い合わせ