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[3/22〜3/28の運勢]3月4週目の運勢はどうなる?SUGARさんが贈る12星座占いをチェック!

isutaでは今週も、SUGARさんが贈る週間占いを配信。

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2021年上半期の運勢も配信しているので、こちらもぜひチェックしてくださいね♡

2021年上半期の運勢

今週のおひつじ座の運勢

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illustration by ニシイズミユカ

現実一年生

今週のおひつじ座は、特別な邂逅(かいこう)に臨んでいくような星回り。

桜の季節になって、ひとり山に出かけて野生の桜を眺めている。「一合の酒いつぽんの山桜」(奥名春江)は、そんな情景を詠んだ句なのでは。おそらくは、一合の酒というのも、コンビニなどで買ったコップ酒なのでしょう。

山桜は同じ地域でも、個体によって開花時期や、花つき、花の色の濃淡、樹の形など様々な変異がありますから、「いつぽんの」とあるのは、そのなかで特に気に入った一本があるのかも。

一本の山桜とひとりの人間。ちょっとさみしくて、それでいて満ち足りた、いちばんお酒がすすむシチュエーションであり、もしかしたら作者にとってそれは毎年繰り返してきたお決まりの儀式なのかも知れません。あなたもまた、自分との対話をゆっくり行っていけるだけの時間と場所とを確保していくべし。

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今週のおうし座の運勢

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illustration by ニシイズミユカ

緊張感と解放感のはざまで

今週のおうし座は、重い拘束具を脱ぐかのように、自身を縛りつけるこわばりを解除していくような星回り。

ほっと一息ついたり、心温まる気持ちを「ほっこり」といいます。「ほ」も「こ」も「り」も、いずれも空気の擦れた音が連続するこの擬音表現は、どうも人に息をとことん吐かせるように出来ており、その点にこそ本質があるように思われます。そこには重たくなった身をほどいて羽を伸ばすときの解放感があるのです。

さらに語源に目を移してみると、「火凝る」つまり物を焼くという意味の他動詞の連用名詞形である「ほこり」に景気づけの促音「っ」をつけたのが「ほっこり」だという説が。これは「ほこり」の語幹「ほこ」を重ねた「ほこほこ」「ほかほか」など温暖な副詞や、「日なたぼっこ」という言葉が生まれたことからも確かであると感じさせられます。

ちなみに「ほっこり」に関しては、「ぼける」「ぼんやりする」という意味の「惚く」という動詞の名詞形「ほけ」から「ほけあり」という形容動詞が生まれ、それが縮まったものという説も。あなたも、自分が生き延びていくための手段としての「ほっこり」という言葉の使い方やコミュニケーションを編み出していくことがテーマとなっていくでしょう。

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今週のふたご座の運勢

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illustration by ニシイズミユカ

道の先へ連れ去られる

今週のふたご座は、花のつぼみを膨らませるようにみずからに栄養を与えていくような星回り。

「春雨(はるさめ)」は春に降る雨の中でも、こまやかに降りつづく雨のこと。「ヘッドライトに春雨の鱗めく」(榮猿丸)では、春の柔らかな闇を照らすヘッドライトとともに、どこか艶のある季語として使われています。

一雨ごとに木の芽、花の芽がふくらみ生き物たちが動き出す春雨に濡れて、アスファルトまでなまめしく「鱗めく」。それは客観的な観察の結果というより、作者のみた幻想であり、頭の中の妄想が夜の闇に溶けだして、夜道そのものが巨大な女体の一部のように動き出し、自分をどこか見知らぬところへと連れ去るようにも感じられたのかも知れません。

そんな一瞬の妄想のあと、夜道をひた走る自分に気付いて、ハンドルを握り直す。しかしその口元は固く結ばれて引き締められるどころか、どこか緩んでいるのではないでしょうか。あなたもまた、そんな風にみずからの妄想が溶けだして虚実の境に身を遊ばせてみるといいでしょう。

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