寂しいけど、今回で最終回となるコンビニアイスランキング。トリを飾るのは日本の心「和風味」。代表的な抹茶をはじめ、お餅やあんこなど、古くから甘党の日本人を満足させてきた味が次々とアイスで再現されています。本特集の最終章、全18品を全力で実食テストしました。
360.life編集部/Test by 家電批評編集部
多様化する和風アイス全18製品を実食テスト
かつては、小売りされているアイスで「和風」といえば、ほぼ抹茶味を意味するものでしたが、今では黒蜜やきなこ、もちと絡めたものなど、ここ最近でグッとバリエーションが増えました。また、老舗和菓子店や茶房とのタイアップ商品も増え、味の完成度も段違いに上がっているんです。
とういうことで、今ではすっかりひとつのジャンルとして確立した「和風アイス18製品」をプロに実食テストしていただきました。
特集全体の概要と基本解説はコチラを御覧ください。
[第0回]導入編
→テスト方法や概要はコチラ(現在公開中)
それでは、トリとなる「和風アイス」のランキングをごゆっくり召し上がれ!
【1位】もちと黒蜜がアイスと合う本家以上の食べやすさも好印象
栄光の1位は、2017年「JR東日本おみやげグランプリ」のお菓子部門で金賞を獲得した「山梨・桔梗屋信玄餅」がアイスになった本商品。
桔梗屋信玄餅は山梨の代表的銘菓。きな粉をまぶしたもちに黒蜜をかけて食べるという甘党にはたまらない一品。それがアイスとして見事に再現されています。冷えても柔らかいもちとふんわりきな粉アイスが絶妙です。
桔梗屋
桔梗信玄餅アイス
実勢価格:324円
甘さ:3.5
素材の特徴:5
香りの良さ:4
食感の良さ:4.5
全体のバランス:4.5
総得点:21.5点
中央の黒蜜も含め、信玄餅の再現度はパーフェクト。
アイス自体の味が重すぎないことで、他の要素もバランスよく活きています。
プロたちも和とアイスのマッチングやコスパに対して高評価を見せていました。
桃世さん エアー感のあるアイスと黒蜜、底にあるおもちを合わせて食べるとさらに美味しい! きな粉の存在もポイントですね
福留さん 餅が増量した「赤」より「紫」のほうがコスパが良いですよね
蜜やきな粉がこぼれやすい本家の信玄餅より食べやすいとの声も。こんなに高評価なら300円超えも納得ですね。
【2位】抹茶の渋みを支えるアイスの完成度はさすがです
バニラ編、チョコ編、そしてフルーツ編と、いずれのランキングにおいても上位を獲得したハーゲンダッツがここでもランクイン! 抹茶が苦すぎず、それでいてしっかり香る絶妙のバランスは、アイスのおいしさが味の核になっているからなんです。
ハーゲンダッツ ジャパン
ハーゲンダッツ ミニカップ
グリーンティー
実勢価格:294円
甘さ:4
素材の特徴:4
香りの良さ:4.5
食感の良さ:4
全体のバランス:4.5
総得点:21点
「抹茶の渋味が絶妙です!」(桃世さん)
【3位】とろとろわらびもちとアイスを一緒に食べる新食感
和風アイスといえば、「あずきバー」でおなじみの井村屋。同社から販売されているわらびもちをアイスにした一品が3位にランクインしました。軽やかでふんわりとしたアイスと、プルプルのわらびもちがたまりません。また、たっぷりかかった黒蜜ときな粉の存在感もポイントです。
井村屋
やわもちアイス わらびもち
実勢価格:130円
甘さ:3.5
素材の特徴:4.5
香りの良さ:3.5
食感の良さ:4.5
全体のバランス:4.5
総合点:20.5点
「黒蜜の味はしっかり。わらびもちトロトロです」(桃世さん)