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低気圧で「頭痛がツライ...。」鍼灸で薬に依存しない治療を![鍼灸サロン カリスタ監修]

頭が痛い...その原因はさまざま

さっきまで元気だったのに頭が痛い...突発的に起こる頭痛に悩まされていませんか?頭がズキズキしたり、ぎゅっと締め付けられるようだったり。特に明確な病気があるわけではないのに繰り返し起こる頭痛は、偏頭痛と緊張型頭痛が代表的です。

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これらの頭痛を引き起こす原因は、肩こりや目の疲れなどの身体的ストレス、緊張や不安などの精神的ストレス、睡眠不足、気象病などさまざまあると言われています。

ツライ頭痛に「鍼灸」治療という選択

頭痛になりづらい体づくりを目指そう!

頭痛が頻繁だと鎮痛剤を常備している方も多いかもしれませんが、できれば薬に頼らない、そもそも頭痛が起なくなるのが一番ですよね。そんな時に試してみて欲しいのが「鍼灸」による治療です。

そこで頭痛に悩むことが多いロカリ編集部員Kが、東京と広島に展開する鍼灸サロン「カリスタ(CALISTA)」へ取材!頭痛と鍼灸との関係について伺いました。

教えてくれたのは・・・総院長 CHIHIRO先生

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www.cali.jp

今回話を伺ったのは「カリスタ」総院長のCHIHIRO先生。はり師、きゅう師、あん摩マッサージ指圧師の資格を保有。セミナー講師や講演会を精力的に行うほか、著書の執筆、雑誌や書籍の監修を多数手掛ける美容鍼灸業界を牽引する人物のお一人です。

まずは知っておきたい「鍼灸」とは?

鍼灸とはあらゆる不調に対応する治療法

鍼灸は東洋医学で用いられる治療の一つで、頭痛、首肩こり、腰痛、婦人科系トラブル、不妊、冷え、便秘、むくみ、自律神経の乱れ、不眠など幅広い疾患に適している治療方法です。

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鍼は髪の毛よりも細い鍼をツボ(経穴)に刺入し、お灸は経穴に熱刺激を加えます。鍼や熱と聞くと痛そうですが、痛みを感じることはほとんどなし。赤ちゃんからお年寄りまで施術を受けることができ、その安全性も鍼灸治療のポイントです。

CHIHIRO先生:東洋医学では「気血水」のバランスが整っていると、体の調子が良くなるとされています。気はエネルギー、血は血液、水は血液以外のすべての体液と捉えてください。気血水それぞれの巡りを良くするツボ=経穴が全身に存在し、そのツボに鍼やお灸で刺激を与えることで、筋肉をほぐしたり血行や代謝を促したりして、痛みやつらい症状を改善していきます。

鍼灸は不調原因の根本へアプローチできる

鍼灸治療は、不調を感じる部分だけを治療するのではありません。例えば、肩こりがひどいとき、その原因がストレスによる自律神経の乱れという場合も。痛みの原因は何なのか?ということを探って、その根本を治療していきます。

CHIHIRO先生:「カリスタ」の場合は、望診とカウンセリング、切診で不調の原因を探っていきます。ハリを入れているタイミングや抜くタイミングもお客様一人ひとりに合わせて変えていて、アフターケアとして生活習慣のアドバイスも行います。画一的ではない治療で、根本から不調が起きにくい体へ改善していきます。

イライラや不眠...自律神経の乱れにもおすすめ

ニューノーマルな時代になり、あらゆるストレスや不安を抱えて生活をしている今。少しのことでイライラしたり、満足な睡眠がとれていない方も多いかもしれません。「これって自律神経が乱れているの?」と感じても、どんな薬を飲めばいいのか、何をすればいいかわからないですよね。

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そんな時にも鍼灸治療がおすすめ。交感神経から副交感神経への切り替えがスムーズになるように、鍼灸治療でアプローチすることができます。

CHIHIRO先生:自律神経を整えるには、腕にある「内関(ないかん)」や「郄門(げきもん)」というツボを刺激します。自律神経は内臓の働きや血圧のコントロールにも関係があるため、自律神経を整えることで胃腸の働きや血圧の安定・回復にもつながります。さらに、寝つきがよくなる、熟睡できるなど、眠りの質の向上にも効果が期待できます。

たるみ、ニキビ、しわ...お肌の悩みにも美容鍼!

ロカリ読者の中には「美容鍼」に関心がある方も多いはず。美容目的の「美容鍼」は、小顔・リフトアップ、むくみ・たるみ、ニキビ、しみ、しわ、くま・くすみ、肌の乾燥など様々な肌悩みへの効果が期待できます。

CHIHIRO先生:鍼でお肌の真皮層を刺激すると細胞は“傷つけられた”と認識し、修復するためにコラーゲンやセラミドなどの生成が活発化します。それによってターンオーバーのサイクルが整い、肌の弾力やみずみずしさがアップして、様々な肌悩みの改善につながります。

鍼灸でなぜ頭痛が改善されるの?

「緊張型頭痛」と「偏頭痛」に効く

ここからは、「鍼灸と頭痛の関係」について詳しくご紹介していきます。鍼灸では緊張型頭痛と偏頭痛の改善へ期待ができます。

●緊張型頭痛の場合...頭の周りや肩、首などの筋肉がこわばっていることが多いため、それらの筋肉をゆるめるツボに鍼を刺すことで頭痛を緩和。
●偏頭痛の場合...生理前に起こりやすく、目の奥に痛みを感じることも。緊張型頭痛と同様に筋肉をゆるめる施術に加え、頭の血管が拡張し熱がこもっていることが多いため、頭部の熱を体の下へおろす施術を行うことで頭痛を緩和。

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例えば、ロカリ編集部員Kは頭に熱がこもる偏頭痛タイプ。CHIHIRO先生に診てもらうと頭痛の原因は足とお腹の冷えにあるそう。確かに万年冷え性...。下半身が冷えているから上に熱があがってしまうとのこと。「頭痛を感じたり顔がほてってきたら、下半身を温めてみて。熱が自然におりてきて頭痛も和らぎます」とCHIHIRO先生にアドバイスをいただきました。

CHIHIRO先生:偏頭痛は東洋医学でいう「上実下虚(ジョウジツカキョ)」の状態であることが多く、下半身が冷えて循環が悪い=虚の状態のために、上半身の循環が過度になっています。この時上半身では頭痛だけでなく、のぼせやイライラ、肩こり、腰痛などの不調が現れやすくなります。その場合は、下半身を温めると体がラクになるため、鍼治療に加えて下半身へお灸をすることもあります。
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