「美濃といえばここだ。そうそう『うだつ』を見ておかないと。防火壁ですよね。もし万が一に火事になった時に、そこで止めるようにという。これを作るのにお金がかかる。だから“うだつを上げる”というのはお金があるという象徴ということでね」とぐっさん。
裕福な商人の家が富の象徴として『うだつ』の高さと美しさを競い、立派な『うだつ』ができていったそうで「うだつが上がらない」の語源にもなっています。
ここで日本茶を楽しめるお店があるということで立ち寄ったのが『HAPPA STAND(はっぱすたんど)』。築150年の建物を利用したお店はとってもオシャレで和モダンな雰囲気!関市出身のオーナーの佐藤さんが「日本のいいものを世界に出していきたい」という想いで出店しました。
『NOT OLD, BE CLASSIC. 時代を超える粋なモノを発信して行こう』というのがお店のコンセプトだそうで、ぐっさんも「温故知新というか。古きものから学び、時代を超えて愛されていく…これはまさしく僕のテーマでもありますから」と共感。
日本茶の発祥とされる京都・宇治田原町の農園から仕入れるこだわりの日本茶を、地元岐阜の美濃焼で楽しめるカフェで、日本の素晴らしいお茶文化を伝えています。
ぐっさんが注文したのは『焙じ茶とうふあいすくりーむ+OCHA』(550円)。アイスクリームの上にはオーガニックのほうじ茶の茶葉がトッピングされ、水出しの煎茶が添えられています。
まずは6時間かけて抽出した水出し煎茶をいただき「ふわっとお茶の香りが出てくる。水出し特有のすっきり感がありますね」と清涼感を感じます。
続いてほうじ茶のアイスクリーム。「う~んおいしい!茶葉をのっけているのいいですね!香ばしくて。ふわぁ~とお茶の香りが広がるので」
さらにもうひと品、温かい『抹茶らて』(600円)もいただき大満足!素敵な和の空間で、日本が世界に誇るお茶文化を堪能しました。
山間の旅館で珍しい『石の湯』を体験し発汗リフレッシュ!『湯本館』
最後に訪れたのは山間に佇む創業68年の旅館『湯本館』。自然が織りなす景観が美しく、今の季節は青もみじが初夏を感じさせます。「うわ~キレイ!いいとこ!」とぐっさんも感動。
お宿の名物は『石の湯』という珍しい施設。貸し浴衣にゴザ、タオル、ミネラルウォーターがセットになった『日帰り入浴セット』(1500円)で手ぶらで楽しめます。
「サウナみたいなもの?初めてのパターンですね」とワクワクしながら、まずは普通のお湯のお風呂につかりサッパリとしたところで、いよいよ『石の湯』を体験します。
木の壁で室温は40~45度、湿度60~70%程。床には深成岩、噴出岩、トルマリンなどの様々な小石が敷き詰められています。サウナより熱くない、柔らかな温度でゆっくり温まり、心地良い汗がかけるそう。
石の湯でしばらく横になり「いいです!凄い気持ちいい。石と石の間のすき間の空気の熱。これがいいかも」とサッパリした表情で気持ちよく汗をかいた様子のぐっさん。
新緑の景色を見られるテラスで水分補給をしながらクールダウン。初夏の涼しい風を感じながら美濃市のドライブ旅を満喫したぐっさんでした。