「生真面目」とは?
真面目の定義は人それぞれですが、自分が「生真面目」な人間だと自覚している場合、褒め言葉として受け取れない人も多いのではないでしょうか。それは、「冗談が通じない、頑固な人間」や、「真面目過ぎて融通が利かない堅物」のように、ネガティブな印象が加わるからです。
また、その性格がゆえに、人とのコミュニケーションが上手くいかなかったり、ストレスを溜め込みやすかったりと、生きづらさを感じている人も多いかもしれません。そんな、真摯に物事と向き合う「生真面目」さんの特徴と、肩の力を抜く生き方のヒントをご紹介します。
目次
「生真面目」な人の特徴
生真面目な人にはどのような特徴があるのでしょうか。「彼女(彼)は、生真面目だよね」といわれる人には、仕事やプライベートでの行動の傾向や、考え方の傾向など、特徴があります。ここでは、生真面目さんの性格の傾向を5つのポイントでみていきます。
性格の傾向①常に規則正しい
生真面目さんの特徴として、規則正しい生活を送る人が多いです。自分で構築したルーティンがあり、できる限りそれを守る傾向にあります。例えば、仕事であれば基本やマニュアルを徹底して貫きますし、趣味のスポーツの場合も、トレーニングの基本プログラムをきちんとこなします。
私生活でも、休日をだらだらと過ごしたり、夜更かししたりはせず、早寝早起きをして決まった時間に仕事を始める人が多いでしょう。誰が見ていなくとも常に規則正しい生活を送る人は、生真面目さんだといえます。
性格の傾向②何事にも妥協しない
生真面目さんは粘り強く、何事にも妥協しません。大変な仕事や面倒くさい作業も、最後までやり切ります。自分が納得できるクオリティーか?も重視しますので、細部までこだわり、時には周りを巻き込んで何度もやり直す…なんてこともあるかもしれません。
ストイックな性格であるともいえますね。仕事にもプライベートにも一生懸命で、こだわりが強く、妥協するのが苦手な性格は、生真面目さんの特徴です。
性格の傾向③人に甘えるのが苦手
生真面目さんは、人に甘えるのが苦手です。何事でも自分が担当した仕事は「絶対に自分がやならいと」と頑張ってしまう傾向があります。人に頼ることが苦手なため、目的を果たすのに遠回りをしてしまうことも。
人に協力してもらい、要領よく仕事を片付けるのが得意な人からすると、とても不器用な人に見えるでしょう。また、愚痴や弱音が上手に吐けずに、溜め込んでしまうのも生真面目さんの特徴です。「なかなか人に頼れない…」「ひとりで頑張らないと!」と思ってしまう人は、生真面目さんかもしれません。
性格の傾向④自分にも他人にも厳しい
「自分にも他人にも厳しい」のも、生真面目な性格な人の傾向です。生真面目さんは、人に頼らず、弱音を吐くこともせず、自分に与えられた仕事を全うします。
そして、妥協せずにやり切り、しっかりと結果を出します。自分に厳しく努力をし、結果を出すからこそ、他人にも厳しくなってしまう傾向があるのです。また、自分の失敗も他人の失敗も許せない人が多いのも、生真面目さんの特徴です。
そのため、生真面目でない人からは、「ちょっと厳しくて近寄りがたい人」だと思われるかもしれません。
性格の傾向⑤白か黒かハッキリしている
「白か黒か、ハッキリさせないと気が済まない」性格は、生真面目さんに多くみられる特徴です。生真面目さんは、曖昧なことやグレーゾーンが苦手です。例えば、恋愛においても、お相手と真正面から向き合いたいので、曖昧な関係や浮気なんてもってのほか。
ズルズルとした腐れ縁など、心がモヤモヤすることは苦手な傾向にあるといえます。逆に、物事をスムーズに取捨選択できない人を見ると、優柔不断に見えてイライラしてしまうこともあるでしょう。
「生真面目」な人のメリット・デメリット
人間の性格や傾向には、プラスの面もマイナスの面もあります。ご紹介した生真面目さんの特徴も同様です。もし自分が生真面目さんなら、また、身近に生真面目さんがいる場合、どのようなことに気をつければ良いのでしょうか。
ここでは、自分の生真面目な性格と、もしくは、身近な生真面目さんと上手に付き合うための、「生真面目」な人間のメリット・デメリットをみていきましょう。
メリット①最後までぶれずにやり抜く
生真面目さんは、自分の信念に従って真っ直ぐに行動します。生真面目さんは、目標を決めたら、最後までぶれずにやり抜く力を持っています。一度決めたことを途中で投げ出したり、諦めたりせずに、真摯に向き合い、着実に前に進もうと努力するのです。
そのため、職場では、プロジェクトの進行やリーダーなど、任されることも多いかもしれません。何か問題があったとしても、時間やエネルギーを費やしてしっかりと対処します。とても頼りになりますね!
メリット②信頼度が高い
さまざまな場面において信頼度が高いのも生真面目さんのメリットです。それは、真摯に物事に向き合い、結果を出そうと努力を惜しまない実績があってこそ。ルールや締め切りなど、普段から小さな約束を守る人は信頼できますよね。
職場やプライベートで、何か大切なことをお願いするとき、信頼できる人に頼むのは自然なこと。信頼される人には、チャンスがたくさん訪れます。「信頼度が高い」ことは、生真面目さんにとっても、周りの人にとってもメリットだといえるでしょう。