デメリット①柔軟な対応が苦手
一方で、生真面目さんは、急なトラブルがあったとき、柔軟に対応することが苦手です。基本に忠実な生真面目さんにとって、アクシデントに臨機応変に対応するのは、とても難しいことなのです。
そのため、周りからは「頑固だな」「もう少し融通を利かせてほしい」と思われることもあるかもしれません。生真面目さん自身も、トラブルに真正面から向かうのは骨の折れることで、ぐったりと疲れてしまうでしょう。
デメリット②失敗を引きずる
完璧主義ともいえる生真面目さんにとって、失敗することはショックなこと。自分に厳しく、ストイックに物事に取り組んだ事が失敗に終わるのは、誰でも悲しいですよね。
どんな物事にも誠実に向き合う生真面目さんにとってはなおさらです。さらに、生真面目さんは、他の人なら気にしないような小さな失敗も引きずる傾向にあります。前に進めなくなってしまうので、「失敗を引きずる」ことはデメリットであるといえるでしょう。
デメリット③ストレスを溜め込みやすい
生真面目さんは、仕事に家庭に、妥協せずに懸命に向き合う頑張り屋さんでもあります。また、信頼されるがゆえに、より多くの仕事を抱え込むこともあるでしょう。
そのため、生真面目な性格の人は、知らず知らずのうちにストレスが溜まることも。人に相談をしたり、弱音を吐くことも苦手なため、ストレスはどんどん蓄積し、生真面目さんを苦しめることになりかねません。「ストレスを溜め込みやすい」ことは、生真面目さんのデメリットといえます。
「生真面目」な性格の改善方法
自分が「生真面目」な人間だと思っている人の中には、性格を変えたいと望む人もいるでしょう。生真面目がゆえに、いろいろなものを抱え込み、気がついたら自分の荷物で押しつぶされそう。
「生真面目」な性格を改善して、もっと柔らかく、楽しく生きたい。そんな生真面目さんの、性格の改善方法を5つのポイントでご紹介します。
改善方法①リラックスする時間を増やす
生真面目な人は、意識してリラックスする時間を増やしましょう。生真面目さんは、他の人よりも仕事を抱え込みがちです。やるべきタスクに追われていると、どうしても肩に力が入ってしまします。
緊張状態が続くのはつらいですよね。また、「肩の力を抜く」ことが難しいのが生真面目さん。「肩の力を抜く」ことは、「手を抜く」こととは違います。ホッとできる時間を定期的に持ち、リラックスする時間を増やす工夫をしてみてください。
改善方法②自分と他人の問題を分ける
生真面目さんは真面目な性格がゆえに、ときに人の仕事や問題まで抱え込んでしまうことも。まずは、今抱え込んでいる問題は誰のものなのか、客観的に考えてみましょう。
仕事で、プロジェクトの進行が思ったよりも遅い。子供がなかなか言うことを聞いてくれない。職場で注意をしたら、反抗的な態度を取られた…。人に何かを伝えるとき、言い方やタイミングを配慮することは大切ですが、受け手側の感情にまで責任を感じることはないのです。
誠意を持って自分の課題に取り組んだのであれば、あとは担当にバトンタッチする勇気を持ってみてください。
改善方法③アクシデントを楽しむ
何事にも真剣に取り組み、正当な方法で解決しようと努力を惜しまない生真面目さんにとって、途中で起こるアクシデントはストレスそのもの。そんなアクシデントを、あえて楽しんでみるのをおすすめします。
ほとんどの場合、失敗しても命までは取られません。計画通りに進まなくても、遠回りをしても、「終わり良ければ総て良し」。結果オーライです!ときにはコメディ映画の主人公になったつもりで、起こるプロセスそのものを楽しんでみましょう。
改善方法④「ご機嫌で過ごす」を優先する
自分の機嫌を最優先するのも、生真面目な性格を改善するおすすめの方法です。何気なく鏡を見たときに、眉間にしわが寄っていることが多い人は、ぜひ「ご機嫌で過ごす」を優先してみてください。機嫌悪く過ごしても問題は解決しませんし、何より自分がしんどくなります。
それに、機嫌の悪さは伝染してしまうもの。ますますストレスを感じる原因にもなります。常に「ご機嫌で過ごす」が習慣になれば、何かトラブルがあっても「ま、いいか」「そんなこともあるよね♪」と思えるようになるかもしれませんね。
改善方法⑤ただ、「今」を楽しむ
結果や、結果を出すための正しいプロセスはいったん手放し、ただ「今」目の前にある幸せを味わいましょう。ストレスの多い生真面目さんは、常に過去や未来に意識がいっていないでしょうか?
過去の失敗を悔やんで落ち込み、未来の心配をして過剰なほどの対策を立てることに忙しく働く。そんな毎日を過ごしていると、心はすり減り、目の前の小さな幸せに気づけなくなるかもしれません。「今」を心から楽しむことが、生真面目さんが肩の力を抜くヒントとなるでしょう。