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[6/28〜7/4の運勢]7月1週目の運勢はどうなる?SUGARさんが贈る12星座占いをチェック!

今週のさそり座の運勢

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illustration by ニシイズミユカ

存在論的見直し

今週のさそり座は、存在論的な安心感を見直していこうとするような星回り。

徳島県神山町は、のどかな自然に囲まれた人口約六千人、高齢化率は46%と過疎地の典型。しかし近年多くのIT系企業がサテライトオフィスを作っていることで知られ、他にデザイナーや商店を開く人、起業する人などがこの町に活動拠点を移し、地域コミュニティと関わりながら暮らしています。

彼らが惹きつけられている「暮らし」とは、例えば、日常的に自然と接する多くの機会や、気温や湿度などの影響を受けやすい一方で四季の変化にも気付きやすい古民家という住環境、さらには自然の中でイノシシ狩りや石積みを体験すること、野菜や米を作ることの大変さを身近に感じることなど、都会では削ぎ落されていたある種の「ノイズ」を多分に含んだものです。

しかし、そうしたノイズこそが日常のルーティン化を阻止し、人びとに身体性を取り戻させ、そこに利害に直結しないちょっとしたやり取りを通じて信頼されたり感謝されたりすることなども加わって、人間の根底レベルでの嬉しさを感じるのではないでしょうか。あなたも、生活リズムの見直しを図っていくにはもってこいのタイミングと言えるでしょう。

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今週のいて座の運勢

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illustration by ニシイズミユカ

流動体としての私

今週のいて座は、ゆらゆらした流動体にならんとするような星回り。

茹でた冷麦を冷水のなかにいれると、いくすじもの白糸がふわりと広がっていく。そんな「冷麦を水に放つや広がれる」(篠原温亭)の情景を想像するだけでも、全身をさわやかな清涼感が通り抜けていくようです。

「冷麦(ひやむぎ)」は素麵(そうめん)や饂飩(うどん)などと麺の太さが違うだけで、どれも同じように小麦粉で出来ているはずですが、どうも名前に「冷」と入っているせいか、一番細いそうめんと同じく、うどんよりずっと涼しそうなイメージがあります。夏料理は味そのものというより、見た目や食感の他、料理名の音の響きも大切なのかも知れません。

こういうことは、例えばこの占いを読むにしても、いつも通り黙読しているだけではいまいち分からず、実際に声に出して朗読してみるほどに実感されてくるはずです。あなたもまた、ひとつ童心に返ったつもりになっていちいち文字を読みあげたり、奇声を発したりしてみるといいでしょう。

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今週のやぎ座の運勢

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illustration by ニシイズミユカ

この世界の内側深くへ

今週のやぎ座は、自分たちを夢見ているより根源的な夢にアクセスしていくような星回り。

オーストラリアの先住民であるアボリジニにとって、「夢」は現実をはるかに凌駕する神話的で神聖な領域であり、彼らにとって「現実」とは、大地の奥深く潜んでいる「夢」の世界に、形が与えられていくプロセスに他ならないのだと考えられています。

夢についてはこれまでも多くの言説が展開されてきましたが、それは睡眠中の脳の働きから夢の機能を分析するものだったり、夢は現実を生み出す要素であるとするもの、連綿と継承された太古の神聖に帰属するとした見解、そして願望や深層心理といった物語的世界に収斂されるなど、じつにさまざま。

夢を語るということは、その時点ですでに「現実」を織りなしている多彩な制度的な規範に則っているために、私たちは実際に自分の見た夢をありのままに客観化できないというジレンマに陥ってしまうのです。あなたもまた、自分が現に生きている現実に先行している夢へと意識の焦点をずらしてみるといいでしょう。

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