今からできる5つのメンタル回復法
泣く時間をつくる
泣くことにはストレスの発散効果が。翌日は笑顔をつくって
「大人になるとあまり泣かなくなりますが、泣くことはストレス発散になります。つらいことがあったら“今日は泣く日”と決めて、思い切り泣く時間をつくりましょう。泣ける曲を聴きながら泣くのもいいと思います。そして翌日は、口角を上げて笑顔をつくると、気持ちが切り替えられて前向きになれますよ」
悩みや考えを紙に書き出す
書き出すと脳が整理され、書いた紙を捨てればスッキリ!
「悩みや不安、愚痴、不満など、自分の心の中のネガティブなことをすべて紙に書き出してみましょう。これは心理学用語で“ジャーナリング”と言い、書く作業は脳と連動していて、書き出すことで脳が整理されていきます。そして書き終わったら、紙を丸めてゴミ箱に捨てます。これだけで心がスッキリ!」
マインドフルネスで思考を手放す
体に意識を向けて“今ここ”に集中すれば不安感を減らせる
「不安があると、まだ起こってもいない未来に思いを巡らせ、さらに不安になるという悪循環に陥ります。これを防ぐため、“今ここ”に集中するマインドフルネスで思考を手放して。歩くときにキレイに歩くよう意識したり、利き手と反対の手で食事をしたりするだけでOK。意識が体に向き、思考を手放せます」
疑似体験で環境に変化をつける
映画などを見て別世界に入り込むと心のリフレッシュに
「旅行に行くと気分がリフレッシュするように、環境を変えることは心の状態を変えられる手軽な方法。ただ、現在は旅行にも行きづらい状態なので、おすすめは、家で映画や海外ドラマなどを見ること。別世界に入り込んで擬似体験をすることで、自分の悩みが小さく思えたりして、リフレッシュできるはず」
自分ではない誰かにりきって考える
ポジティブ思考の人になりきると思考の幅が広がる
「一人で悩んでいて煮詰まったら、自分でない誰かになりきって考えてみましょう。できるだけポジティブ思考の人になりきるのがおすすめ。“あの女優さんならこんなときどう考えるかな?”“友達のA子ならどう対処するかな?”などと考えてみて。思考の幅が広がって、落ち込みから脱出しやすくなります」
イラスト/真吏奈(marina) 取材・原文/和田美穂 構成/田畑紫陽子〈BAILA〉 ※BAILA2021年8月号掲載