今週のみずがめ座の運勢
illustration by ニシイズミユカ
無心の訓練
今週のみずがめ座は、さりげなく、深いところに足を踏み入れていくような星回り。
「暗がりに坐れば水の湧くおもひ」(富澤赤黄男)は、日課である早朝の坐行のおりの心境を詠った一句。闇空間に深々と坐る。生活空間の喧噪や、慌ただしい日々における憂慮がしだいに途絶えて、漆黒の宇宙空間に身が沈んでいく。
そんなイメージに浸り始めるや否や、自己も周囲も吹き通しになったような、宇宙大の闇空間全体から、清冽ななにかが噴き上げてきた。ちっぽけな人間である自分を噴出孔にして、あまねく宇宙に充ちている生命の息吹(プネウマ)のようなものが湧き出し、周囲にあふれ、いつの間にかゆったりとそこに安らいでいる自分に気付く。
勝手にその心境を書き連ねれば、おおむねそんなところでしょうか。これは居眠りの最中にみた夢ではなく、あくまで日々の積み重ねのなかで、思いがけずニョッキリ現れてきた体験の深まりであり、きわめて現実的で日常のかたわらにあった風景なのです。あなたもまた、同じように日々の小さな積み重ねのなかで、いかに自身にやすらぎをもたらしていけるかということがテーマとなっていきそうです。
今週のうお座の運勢
illustration by ニシイズミユカ
いろいろだしてこ
今週のうお座は、ごまかしようのない真実にそっと光を当てていくような星回り。
たとえば、何らかの分野でそれなりの存在感を発揮している専門家というのは、概してみな自意識が強いものですが、大別するとその自意識を隠したいと思って隠せないタイプと、隠さずに自己顕示していくタイプのどちらかに分かれていくように思います。
逆に言えば、自意識がほとんど感じられない「普通の人」然とした顔でい続けられる専門家やその道のプロというのはとっても珍しいのでは。けれど、そうして何でもない顔をして、ごく自然なふうに自らの傷つきやすさや悔恨を垣間見せられる専門家というのは、ひとつの理想形と言えるでしょう。
詩の世界であれば、まどみちおさんや谷川俊太郎さん、短歌であれば俵万智さんなんかは、そのタイプの天才だと思いますが、それらの人に共通しているのは、自分の未熟さに怯えてないような空気感と言えるかも知れません。なぜ、怯えてないんでしょう?何かそこに、いまのうお座の人が思い出していくべき大切なものがある気がします。
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