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夫は、専業主夫。犬山紙子が「逆転婚」を選んだ理由

恋愛・結婚

■付き合ってすぐに同棲。そして怒りのプロポーズ!?

――付き合ってすぐに同棲をはじめられたそうですが、きっかけはなんでしたか?

犬山: 2人で一緒にいるには、部屋が狭かったのがきっかけ。それなら引っ越そうか! という流れで同棲がはじまったのかな。たまたま私がバリバリと働いていて、夫は仕事をセーブしている時期だったんです。だったら私が家賃と生活費は出すから、家事をお願いできないかと提案しました。

――同棲中にして、早くも「逆転婚」のような関係ですね! その状況にストレスはありませんでしたか?

犬山:まったくないですよ。そのとき、仕事に夢中だった私にとって、家でご飯を作ってくれる人がいることは最高にうれしいものでした。彼のおかげで仕事に打ち込めたし、心が穏やかになるのを感じていましたし。とはいえ、彼にかかる負担の大きさは心配でした。家事を任せきりにしたり、彼に甘えてわがままを言ったりすることが多かったので。

劔:いえいえ、僕も不満はなかったですよ。自分ができることをしていただけです。ただ、難関は妻の洗濯物の整理。レースのような繊細な素材の洗い方がわからなかったり。なんせ女性服は種類が多い。男にとっては何がなんだかわからない服も多いもので。今は話し合って服の管理は本人にしてもらっています。

犬山:申し訳なかったのが、家を出る直前に急いで服を探していて、ついカーッとなってしまったこと。探しながら強い語気で彼に当たったなぁ。それで、いつも家を出てから後悔するんですよ。これは、もはやモラハラなんじゃないかって(笑)。

――分担するにあたり、つまずくこともあったのですね。それからどうやって結婚に至ったのですか?

犬山:彼のいない人生は考えられないと思っていたから迷いはなかったです。あと、まわりから早く結婚しろと野次を入れられるのがかなりストレスで。それでイライラしちゃって、彼に電話をかけたんです。

劔:そこで、彼女が怒りながらプロポーズしてきました(笑)。その電話口で、式の日取りまで全部決めてしまったんです。今思えば、それくらいトントン拍子だったのは楽だった。結婚が決まったのも一大行事ではなく、いつもの話し合いの延長でしたね。

■固定概念はいらない。2人で導き出した一番の方法

――結婚後も2人の関係に変わりはないでしょうか?

犬山:子どももできたし、今の夫はフリーランスの仕事と家事の兼業をしているので、やはり状況は変わってきます。まず家事を彼に任せきりにするのは、負担が大きすぎるのでやめました。区の外注サービスを週3利用したり、大人のご飯はほぼ外食にしたり、家事自体の量をぐっと減らしました。

もちろん、問題もありました。たとえば彼は、育児と仕事の両立で睡眠が取れなくても決して言い出さないタイプ。もともとやさしすぎて、理不尽なことまで自分の責任だと飲み込んでしまう人なんです。一方、私は感じたことをすぐ口に出したり、行動に出したりしてしまうタイプ。私がイライラしていたら、2人とも負のサイクルに陥りかねない。子どもにとってもよくない。彼に愛想を尽かされたくない気持ちもありました。そこで自分のストレスをコントロールするために、夫婦でカウンセリングに通い出したんです。

劔:僕はカウンセリングの必要なんてないと思っていましたが、今思えばとてもよかった。

犬山:実家での介護の経験から、人は追い詰められすぎると簡単に壊れてしまうことは知っていました。育児もそれに近いところがありますよね。実際にカウンセリングを受けて客観的に意見をもらえたことで、私は自分のイライラを改善していくことができました。

劔:風邪をひいたら病院に行くのと一緒で、心も気軽に見てもらうのがいいと思います。カウンセリング後は妻もすごく調子がいいし、頑固になりがちな僕もフラットに状況を見やすくなった。ひどく短気であった彼女が、状況に応じて話し合いを持ちかけてくれることにとても助けられています。

犬山:人間関係は放っておいたらダメだと思うんです。うまくいくものも、言葉足らずだと壊れてしまうから。一緒にいれば、絶対にしんどいときはありますから。そういうときは固定概念を取り払って、2人にとって一番いい方法をとればいい。たとえば、お互いの負担が大きいときは夫婦の食事は外食にするとか。2人がもっと働きたくなったら、家事はすべて外注にしてもいいと思っていますし。

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