猛暑の夏も間も無く終わりを迎え、9月はもうすぐそこ。
季節の変わり目は、身に纏うあらゆるものに変化をつけたくなりませんか?秋の訪れとともに新調したいものといえば、ファッションやメイクに加えて、香りもそのひとつ。
今回は、日本発のメゾンフレグランスブランド「TOBALI(トバリ)」をご紹介します。
これから迎える肌寒い季節にぴったりの、少しスモーキーな香りを展開しているんですよ。
日本生まれのフレグランスブランド「TOBALI」
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「TOBALI」は、2017年に誕生した、日本発のメゾンフレグランスブランド。
空間を隔てて見えなくする垂れ絹「帳(とばり)」を由来とするブランド名の通り、香りで表現する“秘める美”をコンセプトとしています。
日本では古くから、内面で語り合い、心の安定を促すような“精神的美徳”を指す、「禅」「風情」「侘び寂び」といった文化が伝わってきました。そのような、魅力をあえて内に秘めることで現れる、“秘める美”を香りで表現しようと生まれたのが「TOBALI」です。
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1110年前から、香りを芸術として楽しむ文化が存在したといわれる日本。TOBALIは、400年の歴史をもつ「日本香堂」とともに、その芸術の歴史を紐解き、同ブランドの香りの核となる「Hidden Japonism 834」を作り出しました。
TOBALIの香水全てには、ベースの香りとして「Hidden Japonism 834」が共通しているんです。
そして、香水には必ず二面性を持たせ、「色気と知性」「強さと情愛」「気品と狂気」など、相反する2つの顔を香りで表現しているのだとか。
香りの背景には、イメージする“人”の存在が
ここからは、そんなTOBALIが展開する、ユニークな香りをいくつかピックアップして紹介します。いずれも50mlボトル(税込1万3200円)と100mlボトル(税込1万6500円)が販売されていますよ。
CYPRESS MASK EAU DE PARFUM
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「CYPRESS MASK EAU DE PARFUM」が表すのは、「気品に秘める狂気」。
能を芸術の域まで押し上げた猿楽師・世阿弥をイメージした、「JAPONISM TRADITION WOODY」の香りです。
“気品”高く静かに舞う檜と、“狂気”のごとく変幻自在に研ぎ澄まされた芸術を表現。サフランやナツメグといったスパイスの刺激がシダーウッドと複雑に絡み合い、気高い香りの芸術が優雅に舞い踊ります。
TOP:SAFFRON、HINOKI、NUTMEG
MIDDLE:MYRRH、INCENSE、BOKUJU
LAST:CEDARWOOD、PAPYRUS、LEATHER、OUD/JINKO
BASE:Hidden Japonism 834
WATER REFLECTION EAU DE PARFUM
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「WATER REFLECTION EAU DE PARFUM」は、「華麗に秘める孤独」を表現。
ジェンダーという境界を越えて究極の男性像を演じ、その華麗な流し目で男性さえも魅了した、宝塚歌劇団の男役をイメージしているといいます。
“華麗”なクチナシの花の奏でる甘さと、みずみずしい柑橘の雫、そして時と共に徐々に訪れる“孤独”。清らかな水鏡に映り込んだ、遠い過去の儚い記憶のように、切なく甘美な「JAPONISM FLORAL CITRUS」の香りです。
TOP:LIME、TANGERINE、BERGAMOT
MIDDLE:GARDENIA、JAPANESE INK、GREEN TEA、VIOLET
LAST:EBONY、MUSK
BASE:Hidden Japonism 834