“大人を自由にする住まい”がコンセプトのリノベーション会社「ゼロリノベ」が、お洒落なリノベーション事例や、ある人のお部屋を通して心地よい暮らし方のヒントをお届けします。
本が好き、洋服が好き、料理をしていると幸せ…持ちものにはその人の「好き」が宿っているもの。しかしついつい増えて、雑多になりがちですよね。
本記事では、モノたちに居場所をつくり、美しく収納しているリノベーション事例を紹介します。「好きなもの」ともっと寄り添って暮らしてみませんか?
[Case1]土間でつながるライブラリー。つい手に取りたくなる仕掛けを
玄関を開けると本や漫画がズラリとお出迎え。
土間に浮かぶような奥行きあるライブラリーは、通りすがりに思わず本を手に取りたくなるようなユニークな空間です。
壁一面を本棚にするのではなく、棚で空間を仕切るのがゼロリノベ流。
そうすることで、部屋ごとの緩やかなつながりが生まれ、見た目も美しいオリジナル空間になりますよ。
[Case2]今日は何を着よう。贅沢なクロゼットでセレクトショップ風に
寝室に設けられたウォークスルークロゼット(以下WTC)。雑多になりがちな洋服たちは、大胆に見せることで見た目も楽しく、ショップ感覚でおしゃれを楽しむことができます。
帽子やバッグなどのアイテムは、有孔ボードを使ってハンギングすれば、形も崩れずインテリアにも。
クロゼットをつくるなら、動線を一工夫することで暮らしがスムーズになります。こちらの事例では、玄関を開けるとWTCが出迎えてくれる間取りにリノベーション。
帰宅後すぐにコートやバッグを置いたり部屋着に着替えられるので、リビングの「ちょい置き」が減って散らかりません。
寝室とつながる広いWTCがあれば、家族や夫婦で同時に着替える際も動線がぶつかりづらくなります。朝の忙しい時間帯も、楽しく身支度ができそうですね。
[Case3]気ままに集えるカフェキッチン。アイテムはしまわずに飾って
見ているだけで談笑が聞こえてきそうなキッチン。そのヒミツは「しまい込まないこと」。
キッチンは生活感が出やすい場所ですが、キッチンアイテムはデザイン性が高いものも多く、「外に出しておく」と決めることでアイテムと空間が洗練されていきます。
キッチンは毎日使うもので溢れているため、出しておくことで料理の効率もアップします。
お酒が好きなら、グラスをハンギングする造作収納でカフェ感がアップします。また、グリーンで彩ることで見た目も潤い、魅せるキッチンに。
マグネットを使えば、包丁などが取り出しやすくなります。厨房のような雰囲気で、料理の玄人感が出ますね。
パスタやスパイスは同じ容器に入れて飾ることで美しさ&使いやすさがアップします。キッチンは暮らしの顔。使いやすく自分らしいモノで溢れた場所にしたいですね。