もちっとした独特の食感と、ラムやバターの香りが贅沢な「ファーブルトン」。フランス北西部ブルターニュの郷土菓子は、その素朴な味わいがたまりません。パティシエの筆者が本格的な「ファーブルトン」のレシピをわかりやすくお伝えします!
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フツフツと沸いてきたら、火を止めて人肌まで冷ましておきます。

ボウルに★を入れてホイッパーでひと混ぜします。

中央にくぼみを作り、ほぐした卵とラム酒を入れてなめらかになるまで混ぜます。

なめらかな状態に混ざりました。

人肌に冷ました1を入れて混ぜ、シノワ(※細かい目のふるい)で濾してなめらかな状態にします。

型に6等分して生地を流し入れ、190度に予熱したオーブンで40分焼きます。

きれいなきつね色に焼きあがりました!型から取り出して、ケーキクーラーにのせて冷ましましょう。

冷めると生地が少し縮みますが、失敗ではありません。もっちりとしたほかのお菓子にはない独特の食感ですよ♪
今回はマフィン型で焼きましたが、大きな型にプルーンを敷き詰めて、焼きあがってからケーキのようにカットしてもいいですね。大きく焼くと表面積が減るので、さらにもっちり感がアップします!
ポイントは“香り”

シンプルなファーブルトンのポイントは“香り”。バニラビーンズの甘い香り、ラム酒の妖艶な香り、バターの乳製品独特の香り……。この3つの香りがファーブルトンのおいしさを演出します。
塩で味のコントラストを付けるために、今回は有塩バターを使いましたが、もちろん無塩バターを使ってもおいしくできますよ。