水道の基本料金は抑えられる?
上水道や下水道は、多くの地域では地方公営企業である水道局が担っています。ここでは、公共料金である水道料金の仕組みや基本料金について解説します。
水道料金の仕組み・基本料金
水道料金は基本料金と使用量に応じた従量料金で計算されますが、管轄の水道局によって若干地域差があります。
水道の基本料金はメーターの口径の大きさによって何段階かに設定されています。口径とは水道メーターにつながる水道管の太さのことで、呼び径ともいいます。一般家庭の口径はだいたい13~25mmで、20mmが主流です。
一例で、東京都水道局の基本料金を紹介します。
出典:水道料金・下水道料金の計算方法(23区)|東京都水道局
水道料金を抑えるには?
水道は一部民営化の話もありますが、まだまだ電気やガスのように自由化には至らず、地域の水道局が管轄しています。そのため、安い水道会社に切り替えるという選択肢はありません。
水道料金を下げたい場合、基本料金の安い小さな口径に交換したいと思う人もいるでしょう。しかし、水道メーターと適合するサイズの引き込み管を交換するとなれば、数十万から100万円前後の工事費がかかるため現実的ではありません。
水道料金の節約には、やはり徹底した節水対策が重要です。お風呂の水は洗濯や掃除などに再利用する、洗濯は少量でなくまとめ洗いする、シャワーは節水タイプにするなど工夫してみましょう。
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まとめ
電気やガス料金は、契約している会社や契約内容によってお得なプランに乗り換えることもできます。水道光熱費の平均と比べて使いすぎていると感じた場合は、契約を見直してみてはいかがでしょう。水道は基本料金の減額が難しいため、節水により使用水量を抑えることが大切です。
水道光熱費はライフラインを維持するために必要な経費なので多少の出費はやむを得ませんが、契約の見直しや工夫次第で節約できる可能性があります。ぜひ実践してみてください。