3人暮らしの生活費における理想的な割合
3人暮らしの世帯の理想的な支出割合は以下のとおりです。
家計の黄金比率は「基本生活費:予備費:貯蓄=6:2:2」ともいわれています。家計管理や節約をして、収入の2割を貯蓄にまわせるとよいでしょう。
ただし、同じ3人暮らしでも子どもが小さい世帯、大きい世帯によって支出は異なります。
前述のとおり、子どもが大きくなればなるほど、食費が増えますし、習い事や塾代などの「その他の支出」も増える家庭も多いでしょう。
貯蓄は2割が目標ではありますが、子どもが成長すると難しくなる可能性があります。子どもが小さいうちに、しっかりと貯蓄をすることがおすすめです。
3人暮らしで生活費を節約する方法
3人暮らしにおける生活費の平均と比べて多い家庭は、節約に挑戦してみましょう。ここでは、それぞれの支出項目の節約方法について解説します。節約を成功させるためには、挑戦しやすい項目を選んで始めてみてください。
食費
食費を節約するためには、買い物の仕方を工夫しましょう。食費を節約するための方法は以下のとおりです。
・まとめ買いで買い物に行く頻度を減らす
・外食を控える
・お酒やジュース、お菓子などの嗜好品を控える
・短期間の目標額を決める
・買い物リストを作って事前に決めたものだけを買う
外食を減らしたり割高なお菓子やお酒を控えたりするだけで、食費をかなり抑えることができます。節約のために、できることから取り組んでみましょう。
水道代
水はトイレや食器洗い、お風呂、洗濯などさまざまなところで使っています。そのため、節水を心がけて生活すると、水道代節約の効果が出やすいでしょう。例えば、下記のような節水を日々心がけてみてください、
・食器洗いはまとめて行い、油ものとそうでないもので分けて洗う
・トイレの水洗レバーの大と小を使い分ける
・顔や手を洗うときは水を出しっぱなしにしない
・お風呂からシャワー中心の生活に切り替える
お風呂とシャワーを比べると、シャワーのほうが水の利用量は少なめです。暑い日はシャワーだけで済ましてもよいでしょう。
電気代
電気代は光熱費のなかで一番高くなる費用です。そのため、電気代を節約できれば光熱費全体を効率的に減らすことができます。
電気代を節約する方法は以下のとおりです。
・コンセントを抜き待機電力がかからないようにする
・電気機器を省エネのものに買い替える
・契約アンペアを低い数値に切り替える
・契約プランを、夜間安くなるプランなどに変更する
・電球をLEDにする
エアコンや洗濯機、冷蔵庫などを省エネのものに買い替えることで、毎月の電気代を効果的に抑えられます。
ガス代
ガスにはプロパンガスと都市ガスがあり、プロパンガスは都市ガスよりも高い傾向があります。ガスをたくさん使うのはキッチンとお風呂なので、この2ヶ所で節約をするようにしましょう。
ガス代を節約する方法は、以下となっています。
・お湯の設定温度を下げる
・節水タイプのシャワーヘッドに替える
・追い炊きしないように3人立て続けに入浴する
・食器洗い乾燥機を活用してまとめ洗いをする
・野菜をレンジで下茹でして料理時間を短くする
2017年のガスの自由化により、個人が自由にガス会社を選べるようになりました。ガス代節約のためには、ガス会社やプランを選びなおし、ガス代が少しでも安くなるようにしましょう。