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[12/6〜12/12の運勢]12月2週目の運勢はどうなる?SUGARさんが贈る12星座占いをチェック!

占い

isutaでは今週も、SUGARさんが贈る週間占いを配信。

星乃せいこさんによる「毎月の運勢グラフ」も配信しているので、こちらもぜひチェックしてくださいね♡

1ヶ月ごとの運勢グラフ

今週のおひつじ座の運勢

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illustration by ニシイズミユカ

くらい土の中だから感じられること

今週のおひつじ座は、着込んで重くなっていた“鎧”を、ひとつふたつ脱ぎ捨てていくような星回り。

光を理性と、闇を無知や愚かさと結びつけ、後者をできるだけ排除しようとするのは近代社会のある種のお約束事のひとつですが、そうして闇と光を二元論的な対立構図で捉えようとするのは、西洋的な合理主義への無邪気すぎる信仰のあらわれでしょう。

例えば、木造の古いお寺の本堂にひとりで入って、仏像を眺めていると、窓から差し込むあかりしかないはずなのに、本堂のなかが淡い光に満ちているように感じることはないでしょうか。そういう光というのは、まるで仏像の内側から漏れ広がってきては、闇や人間の悪や弱さ(傷つきやすさ)を包み込む、滲みだすものとしての光なのだと言えます。

それを昔から人々は「後光」と呼んできた訳ですが、現代人はみずからの弱さや悪を隠すため、あまりに多くの鎧を着こむことに慣れ過ぎているせいか、そうした内側から滲みだす光を見る力をだいぶ失ってしまったように思います。あなたも、自身の、ないし目に留まった相手の身体から滲みだすその光を、じっと見つめてみるといいでしょう。

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今週のおうし座の運勢

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illustration by ニシイズミユカ

啓示の感受

今週のおうし座は、近視眼的になっていた事態に、奥行きが与えられていくような星回り。

冬空に高く伸びた老木。葉はすっかり落ちきって、枝々も枯れて尖り、よく見ると下の枝にひっかかっているものがある。「枯枝のひつかかりゐる枯木かな」(高野素十)で詠まれているのは、一見すると何ということはない素朴な自然描写ですが、繰り返し読むほどに、そこに張り詰めた冬の寒気がしんと枝々のあいだに漂っていることが感じられてきます。

ひっかかっている枝と枝の様子に目を凝らすほど、かえって景色は奥行きを増していき、もつれた「枯木」の背後に広がる遠くの背景にまで視線が届いていく。自然と、枯れ木を見ていたまなざしは、木にとまった鳥や、その鳥が飛び去っていく空の向こうにまで導かれていったのではないでしょうか。

あなたもまた、できるだけまなざしを遠く、澄んだ方へと向けてみてください。

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今週のふたご座の運勢

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illustration by ニシイズミユカ

物語化していくということ

今週のふたご座は、大難を小難に、小難を無難に変えていこうとするような星回り。

2004年に発表された宇多田ヒカルさんの13枚目のシングル曲『誰かの願いが叶うころ』は、「私」のもとから「あなた」がいなくなってしまった、というシチュエーションに身を置いている失恋ソング。その途中に「誰かの願いが叶うころ あの子が泣いてるよ みんなの願いは同時には叶わない」という一節があります。

ここでは「自分の幸せ」と「あなたの幸せ」が一致することは決してない、という悲観的なビジョンが提示されているのですが、それは単に相性の問題というより、「共同性」という理念の限界であり、「あなた」という他者性の肯定でもあるのではないでしょうか。

つまり、「私」の目的を叶えるために誰かを操作したり教育したりすることは、その誰かの他者性を否定することであり、この曲では複雑な心理のなかで引き裂かれつつも、ふとそうした他者性の否定の否定へと向いていこうとしているように思えます。あなたもまた、どうせ他者のことなど分からないと開き直るのではなく、今だからこそ受け入れられることはないか、探してみるといいでしょう。

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