「食べると太ってしまうから」という理由で、食事を無理に我慢していませんか。無理に食事を制限してしまうと、却って太ってしまうことに…。それよりも「食べても太らないコツ」を頭に入れて、食事の摂り方を変えていきましょう!では、その「食べても太らないコツ」とは何か。誰でも簡単に実践できることなので、是非覚えていってください!
食べると太ってしまう理由は2つ
そもそもなぜ食べると太ってしまうのでしょうか。その理由として、2つ挙げることができます。
1. 食べすぎ
食べすぎてしまうと、摂取カロリー過多となってしまいます。そうなると、摂取カロリーが消費カロリーを上回ってしまうことになります。
すると余ったエネルギーは、「中性脂肪」として脂肪細胞に蓄えられてしまうことになるのです。
2. 血糖値の急上昇
血糖値が急激に上昇すると、膵臓から「インスリン」というホルモンが分泌されるようになります。
インスリンには血糖値を下げる働き以外にも、脂肪の合成を促すというそれがあるのです。そのため、血糖値の急上昇を招くような食事の摂り方を続けていると、脂肪が蓄積されてしまうことになります。
ご飯やパンなどの「糖質」を多く含む食品は、血糖値の上昇を招きやすいので、摂り方に注意が必要です。
なぜ「食べないダイエット」をすると太ってしまうのか?
「食べると太ってしまうならば、食べなければいい!」と食事を抜いてしまう「食べないダイエット」に取り組む方がいますが、お勧めできません!
なぜならば「食べないダイエット」をすると、却って太りやすいカラダになってしまうからです。
確かに食事を抜けば体重は落ちます。しかし、その背景として、体脂肪よりもカラダに必要な水分量や筋肉量なども落ちている可能性があります。
そうなると、一日の総消費エネルギー量の約70%を占めている「基礎代謝」が低下してしまうことになります。
体脂肪を減らすためには、摂取カロリーが消費カロリーを下回った状態である「アンダーカロリー」にする必要がありますが、基礎代謝が低下してしまうので消費カロリーも減ってしまいます。そのため、体脂肪もなかなか減らすことができない状態になると言えます。
食べても太らない3つのコツ
ここまで読み進めていくと、「食べても食べなくても太ってしまうならば、一体どうすればいいんだ!」と言いたくなりますよね。それではどうすればよいのでしょうか。
「食事の摂り方」を変えればよいのです。そうすればカラダも変えることができます!
食事の摂り方を変えるにあたり、頭に入れておきたいことが「食べても太らないコツ」です。それを頭に入れて実践すれば、食事の摂り方を変えることができ、「食べても太らないカラダ」にすることができます。
そこで、「食べても太らないコツ」を3つお伝えしていきましょう。
(1)「食べる順番」を意識する
まずは「食べる順番」を意識してみましょう。これを意識するだけでも、太りにくくすることができます!
最初は味噌汁やスープなど「汁物」から摂るようにします。そうすることで胃や腸を温めて、消化機能の働きを活発にすることができます。
次にサラダや煮物など「食物繊維」を多く含むものを摂ります。食物繊維は、血糖値の上昇を緩やかにすることができる上、食べすぎを防ぐ効果が期待できます。
その次に、肉や魚など「タンパク質」を多く含む食品を摂ります。そして最後にご飯やパスタ、お蕎麦、うどんなど「糖質」を摂るようにします。
このような順番で食べることで、「食べると太ってしまう2つの理由」である血糖値の急上昇と食べすぎの2つを防ぐことができます。
(2)「一日3食」摂るようにする
食事は一日3食摂ることが基本です。食事を抜いてしまうと、筋肉量低下を招くだけでなく、血糖値が急上昇してしまうため、脂肪が付きやすくなってしまうからです。
ここでポイントとなるのが、朝・昼・夜のエネルギー摂取量の割合です。
〈朝:昼:夜=3:4:3〉の割合で摂るようにしましょう。昼食を多めに摂るようにすることで、夕食の食べすぎを防ぐという効果も期待できます。
また、夕食では糖質の摂取を控えるようにしましょう。
糖質は言わずもがな、カラダを動かすエネルギー源です。夜は身体活動量が少なく、逆にカラダを休めるケースが多いので、エネルギーとして使われずに中性脂肪として脂肪細胞に蓄えられてしまうことになるからです。
夕食時の糖質の摂取を控えるようにすると、翌日の朝食がしっかり食べられるようになるというメリットもあります。