冬の代表的な食材と言えば…そう、大根!おでんやブリ大根などのメイン料理から、焼き魚に添える大根おろしなど、大根の活躍の場は多種多様です。今回は、大根の栄養とおすすめレシピをご紹介いたします!
大根の種類と特徴
品種は100以上!
大根と聞くと、まず思い浮かべるのは、白く細長い大根ですね。この大根は、青首大根と呼ばれる大根で、現在流通している大根の多くを占めています。上部が淡い緑色になっていて、水分が多く甘みがあるのが特徴です。
この青首大根以外にも、皮が赤い「赤大根」や、通常の大根より辛みが強い「辛み大根」、京野菜として有名な「聖護院大根(しょうごいんだいこん)」など、品種は100以上あるとされています。
大根の旬
一般的に秋から冬が旬ですが、現在は、季節によって産地を変えたり、品種改良をしたりすることで、年中スーパーで購入することができるようになりました。秋から冬にかけて出回る大根は、みずみずしく甘みがあるのが特徴ですが、夏に出回る大根は、身が固く、辛みがあるのが特徴です。
大根の辛み「イソチオシアネート」
大根は細長いのが特徴ですが、細長いがゆえに、部位によって辛さが異なります。葉に近いほど甘く、先端に近づくほど辛みが強くなります。これは、部位によって辛み成分である「イソチオシアネート」の含有量が異なるためです。
辛みが強い先端部分は薬味に、甘みが多い葉に近い部分はサラダなどの生食に向いています。中央の部分は、おでんなどの煮物におすすめです。
保存方法
大根は、旬の季節になると、価格が安くなるため、丸ごと1本買うことも多くなります。「1本買ったけど、使いきれなかった」という経験をされた方もいるのではないでしょうか。大根は、葉、葉の付け根、中央、先端部分を切り分け、キッチンペーパーで巻き、ビニール袋やジッパー式保存袋で密閉して保管すると、比較的長持ちします。
大根の栄養
食物を分解する働きがある「消化酵素」が豊富
大根は、葉の部分に、ビタミンAやビタミンC、カルシウムなどが含まれています。身の部分には、消化酵素である「アミラーゼ(でんぷん分解酵素)」や「プロテアーゼ(たんぱく質分解酵素)」、「リパーゼ(脂質分解酵素)」が含まれており、その効果をもっとも引き出す調理法は「大根おろし」です。和風のおろしハンバーグや、天ぷらに添える大根おろしは、とても理にかなったものだったのですね!
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