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毎日続けたいから。発酵食品の基礎知識と効果的な食べ方[管理栄養士監修]

レシピ

「発酵食品はカラダに良い」とよく聞きますが、実際なにが良いのか、どんな食品があるのか、生活にどうやって摂り入れたら良いか、など疑問に思うことはありませんか。今回は、発酵食品の基本知識やメリット、組み合わせ方などをお伝えします。

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おいしさがプラスされる!

微生物が原料のタンパク質を分解して旨みを感じるグルタミン酸が増えたり、糖類を分解して甘みを感じるブドウ糖が増えたりすることによっておいしさがアップします。

例えば醤油の製造過程では、麹菌が原料である大豆・小麦に含まれているタンパク質をグルタミン酸に分解して旨みを感じ、小麦に含まれている糖類がブドウ糖に分解され甘みを感じます。(※出典9)

保存性が高くなる!

微生物がいる環境では、ある微生物がいるとほかの微生物が共存しにくくなっています。発酵食品はひとつの微生物が存在しているので、腐敗菌などの繁殖を防ぎ保存性が上がると言われています。(※出典2)

例えば、牛乳は消費期限が早く腐りやすいですが、乳酸菌で発酵したヨーグルト・チーズなどは保存期間が長くなります。乳酸菌が増えることでほかの細菌の繁殖を防いでいると考えられています。

長期間保存できると言っても、おいしく食べられる賞味期限や、これ以上は食べない方が良い消費期限を守る方が、より安全においしく食べられますよ!

消化・吸収率がアップ!

微生物の酵素の働きにより原料のタンパク質、糖類がペプチド・アミノ酸、二糖類・ブドウ糖に分解されることで、消化吸収が促されます。消化吸収が促されると体内で各々の栄養機能を果たします。(※出典10,11)

身体にうれしい効果も

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整腸作用

乳酸菌がプロバイオティクスとして腸内細菌全体のバランスを整え便秘を予防したり、免疫力アップの手助けをしたり、抗アレルギーの働きがあると言われています。主にヨーグルト・チーズ・漬物・日本酒などの発酵に関わっています。(※出典12)

血栓溶解作用

糸引き納豆のネバネバ部分に含まれているナットウキナーゼ(血栓溶解酵素)が血栓の主成分であるフィブリンを分解することで、血栓ができないようにする働きがあると言われています。(※出典12)

抗酸化作用

大豆発酵食品である味噌・醤油の製造工程で作られるメラノイジンが、抗酸化作用や、発がん物質を抑えたり血圧上昇を抑える働きがあると言われています。(※出典12)

分かりやすい!発酵食品の一覧

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調味料

醤油・味噌・みりん・酢・魚醤

ごはんのおとも系

鰹節・納豆・ぬか漬け・キムチ・豆腐よう・くさや・ピクルス・アンチョビ

乳製品

ヨーグルト・チーズ・サワークリーム

肉・魚系

塩辛・ふなずし

飲み物

甘酒・紅茶・ワイン・ビール・日本酒・焼酎

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