2. タレを合わせる
水切りをしている間に、鍋に(a)を入れていきます。
小鍋で充分ですが、豆腐が入ると倍量になるため、ある程度余裕のあるサイズにしましょう。ちなみにストウブ鍋16cmを使ったところ、ジャストサイズでした。
3. 豆腐を煮る
30分経ち、豆腐の水切りができたら、いよいよ煮ていきます。豆腐の取り扱いに気を付け、そっとやさしく鍋に入れます。
豆腐を入れたら保温くらいの極弱火にかけ、じっくり30分、味が染み込むまで煮込みます。時間が経ち、豆腐が茶色く色づいたら火を止めます。
4. 硬めに炊いたごはんにのせる
硬めに炊いたごはんを茶碗によそい、豆腐をのせます。ここからが最大のキーポイント!豆腐を崩さないよう鍋から取り出します。
両手にターナーを持ち、ひとつは豆腐の底をすくうようにし、もうひとつは豆腐にそえて支えるようにすると上手にできます。
5. 仕上げのトッピングをする
最後に、お好みで揚げ玉と山椒をトッピングして完成。取り出すときに多少崩れても、このトッピングで隠すこともできます。
味を足す役割だけでなく、見た目も綺麗に仕上げてくれます。
さらにおいしく仕上げるコツ
30分煮込んだあとは、そのまま食べても良いですが、ここでさらにおいしく仕上げるコツがあります!
火を消したら、そのまま30分置くだけ。よりタレが染み込み、味が定着します。時間がある場合は、お試しください。
豆腐なのに主役の貫禄。簡単にごちそうの完成
よく味の染みた豆腐はとろとろでほどよい食感。かつお出汁、さつま揚げ、牛脂……と魚系と動物系の旨みがミックスされており、コクがあります。甘さは控えめでサラッといただけるのに、滋味深いですね。
なにより豆腐がまるまる1丁のった姿は迫力があり、食卓の主役らしさが醸し出されています。豆腐を使って、まさかこんなに食べごたえのある料理ができるとは……。
調味料の数は少し多いけれど、実際に作ってみると手順は簡単なのもうれしいポイントです。手の凝ったことはしたくないけれど、いつもと違う献立にしたいというときに役立つはずですよ。
取材協力
豆富食堂
郵便番号 … 〒150-0021
住所 … 東京都渋谷区恵比寿西1-3-1