今週のみずがめ座の運勢
illustration by ニシイズミユカ
いかにならう
今週のみずがめ座は、斬新な方法で自身を刷新していこうとするような星回り。
やっと巡ってきた穏やかな春を惜しむ「春行く/行く春」を歌に詠む伝統は、和歌以来の伝統ではありますが、『烏賊(いか)に触るる指先や春行くこころ』(中塚一碧楼)は、烏賊の感触との取り合わせが斬新な一句。
触覚ということの神秘性について、ルドルフ・シュタイナーは「もし人間が触覚というものを備えていなかったなら、人間は神的感情を持つことはなかったでしょう」とまで述べています。触覚はほかのあらゆる感覚の無意識的基盤の役割を果たしており、人はそれを通してみずからが浸っている空間の移ろいを、まさに直接的に感じ取っていくことができるからです。
今週のあなたもまた、言葉や勉強によって自身の改革をはかろうとするのではなく、より本能的で原始的な回路を使って自身を刷新していくべし。
今週のうお座の運勢
illustration by ニシイズミユカ
カオスに振り切れる
今週のうお座は、互いに活力を与えたり与えられたりしていくような星回り。
哲学者メルロ=ポンティは、複雑な様相を呈する諸関係の集合としての身体性について論じた『見えるものと見えないもの』のなかで強調しているように、われわれは何かに触れるという行為のなかで必ずやその何かに触れられているのであり、その意味で、われわれは働きかけられることなしに働きかけることはできないのです。
「それは見る身体への見えるものの巻きつきであり、触れる身体への触れうるものの巻きつきであって、それはとりわけ、身体が自分自身を見、事物を見、それに触れる自分自身に触れるときに明らかになるのだが、かくして同時的に、触れえるものとしてそれは事物のなかに降下するのだ」
今週のあなたもまた、一方的な接触で誰かや対象をいじっていくのではなくて、触れることによって自分もまた多大な影響を受けることを受け入れていくことがテーマとなっていくでしょう。
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