業務スーパーのハッシュドポテトは朝食やお弁当、おつまみなどに大活躍の人気商品。この記事では業務スーパーで購入できるハッシュドポテト3種類を、トースターやフライパンでの調理法と味の違いも比較しながら、調理師が実食レビューします。
業務スーパーのハッシュドポテトおすすめ3選
この記事では筆者がおすすめする、業務スーパーのハッシュドポテト3種類をご紹介します。3種類すべてを複数の方法で調理して、調理方法の違いによる味わいの変化を詳しくお伝えしますよ。
ちなみに業務スーパーは、冷凍ポテト系商品のラインアップが豊富です。筆者が訪れた業務スーパーではハッシュドポテトが3種類、フライドポテトは3〜4種類ほど販売されていました。以下記事では業務スーパーのフライドポテト4種類を詳しくレビューしているので、ぜひ参考にしてみてくださいね。
マクドナルド風ハッシュドポテトは地域によって品薄状態
業務スーパーのハッシュドポテトといえば、マクドナルドの朝限定サイドメニュー『ハッシュポテト』にそっくりな商品。しかし2022年4月現在、筆者が何度業務スーパーへ足を運んでも、一向に入荷される気配がありませんでした……。
理由はおそらく、2021年末ごろから続く北米産じゃがいもの在庫不足。こちらの商品は原産国がアメリカなので、供給が追いついていないのだと考えられます。品切れの場合も気長に入荷を待ちましょう!
1. 業務スーパー「丸形ハッシュドポテト」
192円(税込)
まず紹介するのは、ベルギー直輸入の「丸型ハッシュドポテト」。SNSでは「普通のハッシュドポテトよりおいしい」「お弁当にちょうどいい」と話題の商品です。内容量はたっぷり500g、値段は税込192円でした。
1個あたりの重さは約25gで、1袋に約20個の丸型ハッシュドポテトが入っています。カロリーは100g(約4個分)あたり160kcal。
取り出してみると、均一な丸型ハッシュドポテトがお目見え。欠けや割れ、サイズのばらつきもありませんでした。表面には粗く刻まれたじゃがいもがはっきりと見えて、芋らしい食感が期待できます。
大きさは直径4〜5cmで、厚みは1cmほど。朝食の付け合わせにしたり、お弁当に入れたりしやすそうなサイズ感ですよ。
基本の調理方法(フライパン・少量の油)
パッケージには、油を使った調理方法として以下2パターンの方法が記載されていました。
1. 170度のたっぷりの油で約4分半揚げる
2. フライパンで少量の油を使い両面揚げ焼きにする
筆者は手軽に調理するため、フライパンを使い少量の油で揚げてみます。使った油は大さじ3〜4杯、フライパンの直径は24cm。少量の油で揚げる場合、調理時間に指定はなく「きつね色になるまで」加熱するそうです。両面がきつね色になったら、再度裏返し約30秒加熱して完成。さっそく実食していきます。
まずは何も付けずにひとくち。外側はカリッと、いや、“ガリガリ”という表現のほうが近いほど、歯応えのある食感です。中のポテトはほくほく感よりもしっとり感が強く、ややとろりとした水分を感じます。
噛んでいくと口の中に広がるのは……おや、オニオンリングの風味?少し驚いたのですが、原材料を見て納得。なんとじゃがいものほかに、玉ねぎも使われてるんです。とろりと水分を感じたのも、玉ねぎのおかげだったんですね。加熱した玉ねぎ特有の甘みと香ばしさが、口いっぱいに広がります。
また塩分がしっかり効いているため、味付けなしでも十分なおいしさ。むしろ塩分を足すと塩辛くなってしまうので、味変はスパイスやハーブなど、塩気のない調味料を使ってみてくださいね。
トースターを使用してみると…
パッケージに記載されていた以下の手順どおり、オーブントースターでも調理してみます。
1. オーブントースターを1,200Wで予熱
2. 丸型ハッシュドポテトを凍ったまま入れて約7分加熱
3. 裏返して、もう片面を約7分加熱
筆者宅にあるオーブントースターは温度で調整するタイプなので、1,200W相当の230〜250度に設定して調理してみましたよ。やや火力が弱かったのか、よい色合いになるまで記載の時間よりも2〜3分長く加熱する結果に。オーブントースターにも個体差があるので、焼き時間は色を見つつ適宜調整しましょう。
オーブントースターで調理した丸型ハッシュドポテトは、油で揚げたものよりもやや食感が弱め。サクサク感はありますが、ガリッとするほどの歯応えは感じられません。
しかし油を使っていない分、くどくなく次々と食べたくなる味わいです。時短したいときや歯応えが弱くてもよい場合は、オーブントースターで調理しても十分おいしくいただけますよ。