カラーボックスや家にもともとあった棚などを、そのまま使っていませんか? もしその棚に「すきま」があったら、いまよりもっと収納力を上げられます。今回は、「時間を貯める」という概念を提唱する『時間が貯まる 魔法の家事ノート』の著者、三條凛花さんに、今よりも収納力を上げる収納術を教えていただきました。
収納家具をそのまま使っていませんか?
収納場所が足りないと感じたとき、すぐに収納家具や収納グッズを買い足していませんか?
もしかすると、それは少しもったいないかもしれません。
こんなケースに当てはまる場合は、今の収納家具を使ったままでも、たったひと工夫でスペースを増やせる可能性があるからです。
収納したいアイテムや、取り出しやすい収納場所は、ご家庭によってそれぞれ違います。だからこそ、初期状態のまま使うのではなく、わが家に合わせたカスタマイズで収納場所を増やしましょう。
この収納方法が使えるかのチェックポイントは「すきま」があるかどうかです。ものを収納している棚の「上部」に着目しましょう。
これが「すきま」がない状態。
ぴっちりと詰まっていなくても「この上になにかを収納することはできなさそうだな」という程度のすきまであれば大丈夫。
すきまが大きくても、インテリアとして「余白」を持たせている場合は、のぞきます。
収納量を増やせるのは、こんな「すきま」があるときです。上部にもまだ何かを入れられそうですよね。
もしこんなすきまがあれば、実際にすきまを埋めていきましょう!
その際には、これからご紹介する3つのアイテムが優秀です。
<収納量を増やすアイテムその1>100円の書類ケース
100均で購入できる、スタッキング可能な書類ケースが優秀です。私はセリアで購入できる「A4ラック」を愛用しています。タテ型とヨコ型があり、わが家の収納棚に合わせた「ヨコ型」を買うことがほとんど。
このように、薄型のものをいろいろと収納できます。書類や雑誌といった紙もの、タブレットなどの収納にも便利です。
<収納量を増やすアイテムその2>コの字型のもの
2つ目のアイテムは「コの字型」になるものです。下部分のすきまを有効活用できます。
ここで使っているのは、山崎実業towerシリーズ「収納ボックス下ラック」です。水筒を寝かせて入れられるくらいのスペースができます。
この画像では、差し入れをもらったり、来客に備えてお茶菓子を用意することがよくあるので、常温保存のお菓子類の一時保管場所として空けてあります。
100円ショップではいろいろなサイズ感、素材の「コの字型ラック」が売られています。
植物用のプランタースタンドも使えますよ。
コの字型ラックは、幅・高さがさまざまです。商品をいろいろ買ってみるよりも「下に入れたいものはなにか?」を考えてから、わが家にぴったりサイズのものを探すほうがおすすめです。
<収納量を増やすアイテムその3>つっぱり棒・つっぱり棚
定番アイテムではありますが「つっぱり棒」や「つっぱり棚」は、手軽に収納内のすきまを埋めることができます。
この画像では、もともと2段だった棚を、つっぱり棚を使って3段にしています。