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[働く女性のキャリア]おすすめ本3選

カルチャー

こんにちは。スーパーバイラーズの坂本愛です。

5月も終わりに近づいて、だんだんと梅雨の時期に差し掛かってきましたね。

私は、普段都内のTech企業のエンジニア組織の人事として働いています。
仕事柄キャリアやDiversity&Inclusion関係の本を読んだり学んだりする機会が多く、仕事を通して得た良い情報や学びも紹介していきたいなと思っています。

今日は、働く女性たちにキャリアを日々築いて行く上で、とても参考になる本を3冊紹介します!

★ デュアルキャリア・カップル - 仕事と人生の3つの転換期を対話で乗り越える

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この本は、篠田真貴子さんという、企業におけるダイバシティに関して考察が深く様々な企業の組織開発に尽力されている方が監修された本です。

実は、篠田さんは私が務める会社の社外取締役をされていて、社内勉強会に参加する機会があったのですが、そのときに「女性も平等に働けて、ちゃんと活躍できる環境を作っていく」とおっしゃっていたことがとても印象的でした。

篠田さんの人柄や考え方がわかる良記事:

日経xwoman記事 - 篠田真貴子 10年先の地図
メルカリが多様性のあるプロダクトになるために。CEO 山田進太郎・社外取締役 篠田真貴子が「D&I」に見ているもの

本書「デュアルキャリア・カップル」は人生を共にするパートナーがいる、将来もちたい人向けに、どう家庭の愛情とそれぞれのキャリアを両立させていくかを読み説いたもの。

キャリア志向のカップルが直面する3つの転換期とその乗り越え方が紹介されています。

※デュアルキャリアカップルとは、パートナー同士が2人ともフルタイムで働き、キャリアを重要視しているカップルと定義しています。

長期的な視点でのパートナーとの関係性とキャリアの結びつきは新鮮で、あらゆるところに現代的な視点が散りばめられていました。

キャリアも家庭の愛情もどちらも叶えていきたい!という方にはとてもおすすめな一冊です♪

★ HOW WOMEN RISE

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この本は、女性がキャリアアップをしていくうえで弊害となってしまう、女性ならではの癖や習慣を紹介し、どう乗り越えるかを説いたものです。

読んでいて、ギクリとしたポイントを一部紹介します。

”大半の組織は男性によって作られてきた。

そうした組織で無用な摩擦を引き起こさないためにも男性の論理にかなう行動をとる必要がある。これに気づかないまま空回りの努力をして仕事で行き詰まる女性は多い。

例えば、日本人が美徳としてきた行動、具体的には「良い仕事をしていれば自然と周りの人が認めてくれる」と思って、自分が何を達成したのか言わない。褒められると謙遜してチームのみんなのおかげと言う。与えられた仕事を完璧に行うことに一生懸命でキャリアを考えない。これがキャリアの障害を作り出している。”

日本の女性たちは、海外の女性たちと比べても、この「自分の達成を伝えていく」という部分が非常に苦手だと感じます。(私もすごく苦手意識があります。)

この本を読んでから、ちゃんと自分の達成を全部伝えていかないとなと自分自身マインドを変えるきっかけになりました。

キャリアに悩んでいる方はぜひ一読してみてくださいね!

★ WORK DESIGN(ワークデザイン):行動経済学でジェンダー格差を克服する

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上記で紹介した2冊は個人がどう行動を変えられるかという「個人視点」の本なのですが、この本は企業が行動経済学でどうジェンダー格差を克服していくかを説いた、「企業視点」のものです。

昨今、女性の社会進出は非常に進んでいますが、男女の賃金格差などジェンダーによるギャップはまだまだ根強くあります。

国税庁の民間給与実態統計調査によれば、日本の平均年収は433万円ですが、男女別では男性は532万円、女性は293万円と、男女で239万円の賃金格差があります。

こうしたジェンダー格差の大きな要因となっているのが私たちが無意識にいだく「バイアス」。

本書では、隠れた無意識バイアスに気づき、どう企業として施策に落とし、男女平等に働ける組織を作っていくかを説いています。

自分の無意識バイアスに気づき、価値観をアップデートするうえで非常に良い本です。

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