――善玉菌を増やすには、どうしたらいいのでしょうか?
川本先生:食事によって改善できることは多々あります。しかしいくら整腸剤を飲んだり食事を変えたりしても、体内にいない菌を作ることは成人してしまうとできません。
では腸内環境はよくならないのかというとそうではなくて、自分で持っている善玉菌を増やせばいいんです。
善玉菌や悪玉菌の理想的な割合はあるんですが、それに関わらず善玉菌は多ければ多いほど体にとっていい菌です。善玉菌は2割くらいいればいいと言われていますが、3割にする努力をすることは悪いことではなく、バランスを崩すということにはなりません。
反対に、悪玉菌は1割が2割になるのはかなり影響が出てきます。ゼロにする必要はないですが、悪玉菌は増やさない努力をしたほうがいいですね。
ーー腸は便秘だけでなく、代謝や免疫機能にも影響があることがわかりました。数値が低めだったビフィズス菌は、ヨーグルトだけでなくサプリなどでも補えるので、さっそく食事やサプリでとっていきたいと思います。