無料の会員登録をすると
お気に入りができます

[6/27〜7/3の運勢]7月1週目の運勢はどうなる?SUGARさんが贈る12星座占いをチェック!

占い

今週のかに座の運勢

picture

illustration by ニシイズミユカ

いのち思えば月の影

今週のかに座は、じかにいのちに触れていこうとするような星回り。

『魚籠(びく)の中しづかになりぬ月見草』(今井聖)という句のごとし。

この釣り人は、生きていくために魚をとり、日常のなかに死がある。そのことを歌にすることで、自分自身だけではなく、みずからの生を支えるために犠牲となっていった無数の命や、自分と同じように他の命を奪って生き永らえている人間たちをも慰めようとしているのであり、そういうことをこそ、本当の意味で「命をかける」と言うのかも知れない。

あなたもまた、自分なりの仕方でいのちの円環に参入していくことがテーマになっていくのだと言える。

続きはこちらから

今週のしし座の運勢

picture

illustration by ニシイズミユカ

為すから転身

今週のしし座は、これまで外れることのできなかった文脈から、スルリと抜けていくような星回り。

「雨ふる、ゆえにわれ在り」という言葉のごとし。外で雨が降っている。自分を忘れて、その雨の音に聞き入っている。ところが、あるとき、ふとわれに返る。その刹那、「さっきまで自分は雨だった」ということに気づく。

主体の側が以前とは微妙に、しかし決定的に変わってしまうような形の自覚がもたらされたのであり、これが本当の意味で「わかる」という経験なのだと言えます。

あなたもまた、ふとしたタイミングにそんな風に「わかる」瞬間がいつも以上の強度を伴って訪れることでしょう。

続きはこちらから

今週のおとめ座の運勢

picture

illustration by ニシイズミユカ

“外部”との交錯

今週のおとめ座は、日常世界の枠を超えた、遠くとのつながりを思い出していくような星回り。

『数多なる岬・崎・鼻けぶる夏』(澤好摩)という句のごとし。日本は海に囲まれた島国であり、夏には各地の「岬・崎・鼻」に怒濤がうち寄せては、しぶきけぶっていることでしょう。

そうした地形の多くには、近くに神社があって、これらは神が彼方から漂着してきたという信仰の痕跡であり、日常的な文脈の外から想定していなかったイメージやことばの到来を受けとる詩人の姿や、掲句を読む自分のような読者を象徴的に表現しているのだとも言えます。

あなたもまた、遥か彼方から訪れるものを思い、その到来を待ち受けてみるといいでしょう。

続きはこちらから

今週のてんびん座の運勢

picture

illustration by ニシイズミユカ

聖なる対話にむけて

今週のてんびん座は、大いなるものへ向かう道を再確認していこうとするような星回り。

内村鑑三は『代表的日本人』のなかで、日蓮はあるとき、ひとりの権力者を前にして、自分は「とるにたらぬ一介の僧侶」であるが、同時に「わが国の神々はすべて頭をたれて私を敬います」とも語ったのだと述べていました。

そして日蓮は「最高の自尊心と区別のつかない崇高な狂気」「最高の自尊心とは、果たすために送られた使命の価値によって、自分の価値を知ること」なのだと結びました。おそらく内村は、日蓮に自身の生き様を重ねていたのでしょう。もっとも低き者であるが、烈しいまでに神々の守護を受けたのだと語る日蓮をこそ、内村は内的な対話相手に選んだのだと思います。

あなたもまた、みずからの利害のためにではなく、それを超えるための対話を行っていくべし。

続きはこちらから
オリジナルサイトで読む
記事に関するお問い合わせ