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[イライラする・なんとなく不安を軽減]安定した揺るがない心と体になる「グラウンディング」のやり方

ヨガのレッスンではよく聞かれる「グラウンディング」という言葉の意味を知っていますか? 具体的にどのような状態であり、どうすればいいのか。「グラウンディング」の意味や効果、そして効果的なヨガポーズをご紹介します。

グラウンディングとは

現代の私たちは、テクノロジーの発達で知らず知らずのうちに意識が自分自身から離れてしまいがちです。【今ここ】に自分がいることよりも、【すること】で頭がいっぱいになっていませんか? 感覚が鈍り、思考ばかりに偏ってしまうと、常に落ち着かない気持ちになりがちです。何か心配事で頭がいっぱいだったり緊張している時に、足が地面についていないような感覚を味わった経験がある人もいるでしょう。

グラウンディングとは、地面(=ground)にしっかりと足をつけて立つこと。足裏でしっかりと地面に立ち、体が安定してバランスが取れていることを指します。落ち着いた状態や、安定した状態を表す時に「地に足をつける」とも言いますね。自分と地球を意図的につなげ、精神的なエネルギーと身体的なエネルギーのバランスを取ることで、自分の体が【今ここ】にあるのを感じ、エネルギーが安定し、集中力も増すのです。

反対に、グラウンディングされていないと、集中できず気が散りやすくなったり、ボーッとしたり、不安になったり、周囲の影響も受けやすくなります。また、寝不足、慢性痛、疲労、血行不良などの体調不調の原因にも繋がることもあります。

グラウンディング
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AdobeStock

グラウンディングによって得られるメリット

・集中力が高まる
・心が穏やかになり、精神的に安定する
・周りの目が気にならなくなり、自分に自信が持てる
・姿勢が良くなり、内臓機能が正常になる
・心身ともに疲れにくくなる

最近なんだか怒りやすい、ふわふわして落ち着かない……いう人は、以下の方法でグラウンディングの感覚を味わってみましょう。

グラウンディング

●素足で大地に立つ

私たち現代人は、絶縁体であるゴムやプラスチック製の商品に包まれて生活しています。 大地と電気的に切り離された状態で生活することで、静電気や、電気製品、電線から発生する電磁波を浴びて過ごす時間が多くなりました。近年、電気が体に帯電することが原因と思われる不調を訴える人が増えてきているそうです。素足で大地に立つことは、身体の電気を大地に流すことになります。自然の中にいるとリラックスできるという感覚は、そのような理由もあるのでしょう。コンクリートの上は避け、砂・芝生・泥を探して靴を脱ぎ、はだしで歩いてみましょう。地球のエネルギーを感じて、体のエネルギーが取り戻されるかもしれません。

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●運動

体を動かすことは、意識を【今】に向けるのに効果的です。運動方法は、自分が心地良く感じられ、意識を【今】に向け直してくれるものなら何でもOK。ウォーキングやランニング、ヨガなど自分の好きなものを続けてみてください。

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【花輪のポーズ】

股関節の柔軟性の向上、下半身を強化し、血行を促進するポーズです。足裏を力強く大地に踏み締める意識で行ってみましょう。

①脚を肩幅に開いて立ち、前屈します。

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Photo by Emiko Hirukawa

②つま先を外側へ向け、ゆっくり膝を曲げてお尻を床に沈めます。胸の前で手を合わせて合掌し、深い呼吸で30秒から1分キープします。

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Photo by Emiko Hirukawa

【英雄のポーズ1】

どっしりと大地を踏みしめながら、エネルギーを上に引き上げるポーズ。下半身を強化し、姿勢改善にも効果的です。

①両足を揃えてマットの前に立ち、右のつま先を45度外側へ開き、後ろに大きく引きます。

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