スイカのおいしい保存方法・期間！常温・冷凍・カット後の賞味期限

スイカは実は、常温保存が理想のフルーツ。冷やしすぎてしまうと、甘みが落ちておいしさが損なわれてしまいます。スイカの甘みをもっとも感じる温度は15℃前後。冷やすときは、8℃以下にならないようにするとおいしくいただけます。

保存方法はとても簡単。何もかぶせずそのままの状態で、直射日光を避けて風通しのよい涼しい場所で保存しましょう。

また、丸ごとなら食べる2～3時間前に冷やせばさらにおいしく食べられます。大きなボウルにスイカを入れたら布巾をかぶせ、その上から少しずつ水道水をかけ冷やしましょう。この方法がいちばんおいしくスイカを食べられるとも言われています。

よく似た見た目のメロンとは異なり、スイカは追熟する果実ではありません。保存の時間が長ければ長いほど、特有のシャリシャリ感がなくなり、果肉が劣化します。常温保存での賞味期限は、2週間程度を目安にするとよいでしょう。

スイカは、一旦カットすると鮮度や味が落ちやすいため冷蔵保存が最適。カットした皮付きのスイカを冷蔵保存するときは、乾燥や酸化を防ぐのが大切です。切り口にラップをぴったり密着させて包みましょう。冷蔵庫の野菜室で保存してください。

スイカは皮を外してひと口大にカットしておけば、食べやすくて便利。しかし、一旦カットすると果汁が流れ出て、傷みやすくなります。スイカの果肉はやわらかいので、保存容器に入れるのもおすすめです。隙間なく詰めてぴっちり蓋を閉めておけば、乾燥したり果肉が崩れたりするのを防げますよ。

スイカを冷凍保存すると、生で食べるときとはまた違った食感を楽しめます。たくさんあるスイカをいろいろな食べ方で味わいたいときにはぴったりですね。シャーベットのように食べられるので、暑い日のデザートにも向いています。

スイカを冷凍保存するときには、まず食べやすい大きさになるように、ひと口大くらいにカットします。皮と種を取り除いたら、軽く砂糖をまぶしましょう。砂糖をまぶしておくと、解凍する際に薄れる甘味を補うことができ、おいしく食べられますよ。（保存するときではなく、食べるときに砂糖まぶす方法もあります。お好みでどうぞ。）

小分けしてラップで包みフリーザーバッグに入れます。空気を抜いてぴったりと口を閉めて冷凍保存をしましょう。

冷凍スイカは、完全に解凍すると食感も味も悪くなります。半解凍してシャーベット感覚で食べたり、凍ったままスムージーやジェラートなどにアレンジしたりするのがおすすめ。冷凍庫から出して3〜5分程度おくと、半解凍でシャーベット風になります。20分程度おくと、完全解凍されるため注意してください。