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男性育休とは? 法改正で育児休業制度はどう変わるのか

子育て

働き方改革において、国や企業などで男性の育児参加や育休取得促進の動きが加速し、環境整備が進んでいます。育休制度の法改正は何が変わったのか、子育てへの意識変革とその背景について紹介します。

父親の子育てを楽しく発信する木下ゆーきさん

子育てインフルエンサーとして活動する木下さんは、父親による子育て動画を中心に発信しています。「おむつ替え動画(アパレル店員編)」などの楽しい動画を見たことがある方も多いかもしれません。

子育てというのは夫婦が力を合わせて行わなければならないもので、“『参加』ではなく『主催』です”と木下さんは強調します。

シングルファーザーだった時期があり、子育ての大変さを強く実感する木下さん。“僕は子育てを楽しんでいるわけじゃなくて、『めちゃくちゃ大変だから楽しまないとやってられない』と思っています”と語ります。

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「イクメン」という言葉がなくなればいいと考える安藤哲也さん

安藤さんは、2006年にNPO法人ファザーリング・ジャパンを立ち上げ、父親支援に取り組んできました。合言葉は「父親であることを楽しもう」です。

“10年前に『イクメン』という言葉が出てきてはやった。この言葉には賛否ありますが、僕は社会の目が男性の育児に向いたという点でよかったと思っています。でもそろそろ過渡期を終えて、男性の育児がスタンダードになれば、イクメンという言葉はなくなると思う”

と語るように、安藤さんは「イクメン」という言葉がなくなればいいと考えています。

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まとめ

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男性育休の取得者は増加傾向にあるものの、女性と比べれば大幅に少ないのが現状ですが、育児休業を取得しやすい環境の整備が義務化されたことで、男性の育休取得者が増えることが期待されます。

段階的な施行となることもあり、制度の利用においては働く人にも企業側にも細やかな配慮が必要となるでしょう。育児休業を取得しやすい環境や文化が少しづつ企業内で醸成されていけば、育休取得が一般的になる社会が実現されるはずです。

監修者:大塚万紀子

1978年生まれ。中央大学大学院法学研究科卒業。株式会社ワーク・ライフバランスの取締役/パートナーコンサルタント。自らのマネジメントスタイルを変革してきた過去の経験や、高度なコーチングスキル、コミュニケーションスキルを生かしてさまざまな働き方変革を効果的に遂行。行政組織における働き方の見直しや、地域創生の鍵としての働き方改革促進を担う。

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