こんにちは、ヨムーノ編集部です。
中途半端にごはんが残っている時、みなさんはどのように活用していますか?
冷凍ごはんにしたり、翌日オムライスやチャーハンにしてしまうという方が多いのではないでしょうか。
我が家もいつも同じようなメニューになってしまい悩んでいたのですが、1膳分のごはんでできて見た目もおしゃれな料理を見つけました。
パーティーはもちろん、家族へのちょっとしたおもてなし料理にもぴったりです。
レシピを考案したのは伝説の家政婦・タサン志麻さん。栄養豊富なトマトを使った、野菜不足が気になる時にも嬉しいレシピです。
【タサン志麻さん考案】トマトファルシ ミートソース
ごはんとミートソース、チーズを和えて、くりぬいたトマトに詰めてオーブンで焼きました。オーブンを使うことで時間を節約。トマトを丸ごと食べられるレシピです。
天の恵みの食材を、感謝の気持ちを込めて、たいせつに、おいしく、かしこく、ムダなく使って食べる。そのために生まれたのが「賢者のレシピ」です。
ファルシとはどんな料理?
ファルシの語源はフランス語のfarcir(=詰める)で、簡単に言うと詰め物料理のことです。
トマトの他にも、ズッキーニやピーマンといった野菜類やキノコ類など、さまざまな食材で作られます。食材を生かした見た目や彩りでおもてなし料理にも使われます。
今回のトマトファルシも、トマトをカップにして中にミートソースのご飯を詰める、見た目もおしゃれで楽しい料理です。
トマトを丸ごと一個食べられる
トマトはさまざまな栄養成分がバランスよく含まれている野菜です。
ビタミンAやビタミンCといったビタミン類が豊富なのはもちろん、塩分を体外に排出する手助けをするカリウムや腸内環境を整える食物繊維も含んでいます。
このレシピの嬉しいところは、栄養満点のトマトをまるごと食べられるところ。くりぬいたトマトの中身もソースとして使い、無駄にしてしまう部分がありません。残す部分はヘタだけ。
加熱したトマトは甘みも増して、まるまるひとつおいしくいただけます。
トマトの中身をくりぬいてカップとフタを作る
まずはトマトの上部分(フタになるところ)を包丁で切り取り、残りの部分(カップになるところ)の中身をスプーンでくりぬきます。
くりぬいたトマトに塩をふり、逆さにして置いておきます。
くりぬいた中身は塩を少し加えて煮詰めてソースを作ります。
硬い部分は煮詰めながら崩していきましたが、気になる方は包丁で細かく刻んでから煮詰めましょう。
ミートソースごはんをトマトに詰める
ごはん、ミートソース、チーズをよく混ぜます。
トマトに詰めたらふたをして、オリーブオイルを掛けます。
今回私はひとつ約180gのトマトを使いましたが、ごはんの量が少し余りました。
ごはんを使い切りたい場合はもう少し大きめのトマトを使うとちょうどいいはずです。
オーブンで焼く
230度のオーブンで15分焼きます。
トマトから水分が出るので、深さのある耐熱容器に入れると安心です。
オーブンから取り出したトマトをお皿に移し、煮詰めたトマトソースとハーブを添えたら完成です。
私はバジルを使いました。香りも彩りもよくなり本格的な一皿になるのでおすすめです。
フレッシュハーブが手に入らない場合はトマト料理と相性の良い乾燥オレガノも合いそうです。