オトナ女性の心に沁みる♡ゆったり堪能したい12月の新作映画をピックアップ

⼭⽥裕貴　松本まりか　森優理斗　中村ゆりか　カトウシンスケ／藤田朋子／宇野祥平　吉田浩太　縄田カノン　加治将樹　ほか

公開日：12月9日（金）新宿ピカデリーほか全国公開
監督：城定秀夫
原作：佐藤泰志「夜、⿃たちが啼く」（所収「⼤きなハードルと⼩さなハードル」河出⽂庫刊）
配給：クロックワークス

約60万人の日本人が抑留されていた強制収容所ラーゲリにて起こった、ある男と愛する妻、そして仲間たちを描いた奇跡の実話。いわゆる戦争映画ではなく、生きることへの希望を唱え続けた愛の物語です。

主演に二宮和也さん、共演には北川景子さん、松坂桃李さん、中島健人さん、寺尾聰さん、桐谷健太さん、安田顕さんと主役級の俳優陣が集結。日本映画界を牽引する演技派俳優陣の共演により、観る者の心を掴んで離さない珠玉の人間賛歌がスクリーンに描き出されます。

第二次大戦後の1945年・シベリア。地獄の強制収容所〈ラーゲリ〉に、その男・山本幡男（二宮和也）は居た。身に覚えのないスパイ容疑でラーゲリに収容された山本は、日本にいる妻・モジミ（北川景子）や子どもたちとの再会の約束を胸に、耐える日々を送っていた。劣悪な環境下では日本人同士の争いも絶えなかったが、山本は彼らを分け隔てなく励まし続け、青年たちには学問を教え、希望を唱え続けた。そんな彼の行動と信念は、凍っていた仲間たちの心を次第に溶かしていく。

…8年が経ち、山本に妻からの葉書が届く。厳しい検閲をくぐり抜けたその葉書には「あなたの帰りを待っています」と。山本は涙を流さずにはいられなかった。誰もが帰国〈ダモイ〉の日が近づいていると感じていたが、その頃には彼の体は病魔に侵されていた…。体はみるみる衰えていくが、愛する妻との再会を決してあきらめない。そんな彼を慕うラーゲリの仲間たちは、厳しい監視下にありながらも、山本の想いを叶えようと思いもよらぬ行動に出る。そしてモジミに訪れる奇跡とはーー。

二宮和也　北川景子 　松坂桃李　中島健人　寺尾聰　桐谷健太　安田顕　ほか

公開日：12月9日（金）全国東宝系にてロードショー
監督：瀬々敬久　
原作：『収容所（ラーゲリ）から来た遺書』（辺見じゅん 著／文春文庫刊）
脚本：林民夫
企画プロデュース：平野隆
配給：東宝

どうにも恋愛に踏み込む気が起きず、恋をしない自分を周囲にはわかってもらえないと感じる30歳女性を主人公に、繊細なテーマでありつつも、明るさと爽やかさを感じさせる本作。ただのラブストーリーには留まらない、現代性のある作品に仕上がっています。

主人公を演じるのは、映画『ドライブ・マイ・カー』で数々のを受賞した三浦透子さん。登場人物のキャラも個性豊かで、元AV女優であり主人公の同級生役に前田敦子さん、主人公の新しい一歩を後押しする印象的な役を北村匠海さん、ほかにも若手からベテランまで幅広い実力派俳優陣が脇を固めています。

物心ついた頃から「恋愛が何なのかわからないし、いつまで経ってもそんな感情が湧いてこない」自分に不安を抱きながらも、マイペースで生きてきた蘇畑佳純（そばた・かすみ／三浦透子）は30歳になった。大学では音楽の道を志すも挫折し、現在は地元に戻りコールセンターで苦情対応に追われる。

妹の結婚・妊娠もあり、母から頻繁に「恋人いないの？」「作る努力をしなさい！」とプレッシャーをかけられる毎日。ついには無断でお見合いをセッティングされる始末。しかし、そのお見合いの席で、佳純は結婚よりも友達付き合いを望む男性と出会う...。