寒さもますます厳しくなり、空気の乾燥も気になる冬の時期。 夜寝ている間に口呼吸になり、朝になり目が覚めると “のどが痛い!”なんてことも。大事なお仕事の打ち合わせがあるのに声が出なかったらどうしよう。そうなる前に!生活の中にアロマをプラスしてみませんか?
中村優希
アロマを活用して呼吸しやすいのどに
ヨガインストラクターにとって、レッスンでは声が大切なので「喉の痛み、のどのイガイガ」は大敵! 皆さんも日常、お仕事等でのどの痛みで悩まされたことあると思います。私は、のどの痛みを緩和させるためにアロマ精油を使用し始めたところ、とても快適に過ごせるようになりました。今回は、自分自身の経験から特に効果を感じた「のどの痛み・イガイガ」を予防するおすすめアロマをご紹介します。
のどの不快感をスッキリさせる3つのアロマ
【レモン】フレッシュなレモンの爽やかな香り
レモンのアロマは 気(生命エネルギー)を高めてくれると言われています。 精油のフレッシュで爽やかな香りには、心身をリフレッシュし体から発せられる気(生命エネルギー)を高めてくれる働きがあります。血行をよくして体を温めて、老廃物を排出する効果があり、冷え性やむくみの改善に有効です。 また、殺菌作用や消毒作用により、室内の空気を清浄化し、風邪やインフルエンザなどの感染症の予防になります。 さらに白血球の活動を活発にし、免疫力を高めてくれる効果や 消化酵素の分泌など、消化器系の機能を高める働きもあります。
【ジンジャー】辛さと温かさがあるスパイシーな香り
ジンジャーの精油は アジアのバイタリティー と言われています。ジンジャーは昔から薬草やスパイスとして重宝されてきました。温かくスパイシーな香りで、心身を温めて活性化する働きがあります。 消化器系の症状の緩和や、冷え性の改善にも役立ちます。 また、免疫力を高める作用もあり、風邪やインフルエンザの、特に悪寒やのどの痛みに効果的です。
【ユーカリ】強くフレッシュ。ほのかな甘さにグリーン調の香り
ユーカリの精油は 抗菌・抗ウィルスパワーと言われています。 ユーカリは、抗菌・去痰作用、弱い鎮痙作用を持つため ドイツやフランスでは、のどの炎症にユーカリティーを飲みます。 ユーカリの精油には、痰を切り、鼻水や鼻づまりを解消する作用があり、 風邪やインフルエンザ、花粉症など、鼻やのどのトラブルに優れた効果を発揮します。
効果的な活用方法は?
アロマのブレンドオイルの楽しみ方は様々ありますが、 冬の乾燥、風邪対策にはやはり芳香浴がおススメです。 とくに夜寝ているときは乾燥で鼻がつまりやすくなり、口呼吸になりやすく 乾燥によりのどの不快感に繋がります。 寝ている間はデュフューザー等の芳香浴で乾燥対策しましょう。
また、外出時はマスクによる乾燥対策もお勧めです。 マスクに1滴のアロマ精油を垂らして使用することで、鼻やのどの粘膜を清浄してくれるので 乾燥対策にはとってもお勧めです。 私は、いつもユーカリの精油を1滴垂らしてマスクを装着していますよ。ぜひアロマを活用して、冬の乾燥や寒さに負けず快適な生活を過ごしてくださいね。
教えてくれたのは…中村優希さん
幼少時代から新体操に打ち込み、大学時代には日本一のチームに所属。会社員時代にヨガと出逢い、その後ヨガインストラクターへ。都内ヨガスタジオの他、プライベートヨガや企業ヨガ等の出張クラスも行いながら、大規模イベントの講師を務めるなど多岐にわたる。またヨガ雑誌などの監修やポーズモデルを多数務める。"誰でも楽しめるヨガ"をモットーにアロマを使ったリラックス系のクラスが人気。 Lani yoga主宰。2018.19秋冬Chacottモデル AEAJ認定アロマアドバイザー。Instagramアカウント:@yuki.nakamura.yoga