●チルド室
低温が維持されるため生鮮食品や加工品を。熟成のスピードが緩やかになるので発酵食品もおすすめ
島本先生「もやしやブロッコリーは低温が好きな野菜なので、チルド室に保存すると長持ちします。にんにく、しょうが、発酵食品もチルド室で!」
●ドアポケット
温度変化がおきやすいため調味料やドリンクを
●野菜室上段
つぶしたくない野菜や果物を
●野菜室下段
大きめの野菜や葉野菜を
島本先生「野菜は収穫後も生きています。育った状態で保存した方が無駄なエネルギーを使わないので栄養をキープできますよ。小松菜、ホウレンソウ、青梗菜、アスパラ、春菊、豆苗などは立てて置くのが◎。キャベツやレタスは丸ごとなら芯を下にしてください」
●冷凍室上段
冷凍ごはんやアイスクリームなどよく食べるものを
●冷凍室下段
冷凍した肉や野菜、冷凍食品を
島本先生「ピザ用チーズはチルド室に入れておいても2週間くらいでかびてくるので、冷凍室で保存したほうが長持ち。1袋に対して片栗粉を小さじ1程度振り入れれば、冷凍してもくっつきません。保存期間は2か月です」
③収納:アイテムを使ってわかりやすく収納しよう!
見える・まとめる・取り出しやすいが鉄則
食材を置く場所を把握→そのまま詰め込む、というのは収納上手ではありません。「見える・まとめる・取り出しやすい」をキーワードに、収納方法を実践していきましょう。
●見える収納
ストックおかずの保存容器を透明に統一するなどして、開けたらひと目で見渡せる庫内を意識
島本先生「作り置きのおかずなど、透明の容器に入れることで、中身や量が一目でわかります。ご自身はもちろん、家族も把握できます。容器はなるべく揃え、大きさも2~3種類程度にしておきましょう。スタッキングできるものなら収納もコンパクトに」
●まとめる収納
食材の種類や使う目的ごとにカゴなどを使ってまとめて、管理をしやすく
島本先生「なるべく浅め、もしくはメッシュタイプのカゴでカテゴリーごとや使う用途によって分けるのがコツです。SNS映えのようにたくさんかごを使って仕切ってしまうと、冷気がうまく回らず食材が入りきらない場合も多いので、注意してください」
●取り出しやすい収納
用途別にトレーやボックスにまとめて、冷蔵庫の奥にある食材も取り出しやすく
ここでチェック!キレイな冷蔵庫を維持するためには?
庫内の掃除をして整理整頓もして、キレイになった冷蔵庫。できるだけ状態をキープしていたいですよね。そのためには定期的に使い方の見直しが必要!収納に使っているカゴやトレーなどを、適宜自身の使いやすいように変えていきましょう。
島本先生「整理整頓ができてもキープできないのであれば、ご自身で使いやすいように再度位置などを変えてみるのがコツです。ご自身がよく使うものを目につきやすい場所や取り出しやすい場所に置いたり、使いやすい容器に変えたりするなど、定期的に使い方の見直しをしましょう」
“美・冷蔵庫”で新しい年を迎えましょう
ご紹介した方法を手順通りに実践すれば、冷蔵庫の中が見違えるほど美しくなること間違いなし。キレイになった冷蔵庫で、気持ちよく新しい年を迎えてください。
参考:『ムダなく使いきれる!冷蔵庫収納術』(島本美由紀著/COSMIC MOOK)