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ダウンドッグで肩や腕が痛いへのアドバイス|ポイントは肩甲骨!

日本を代表するヨガ指導者、綿本彰さんによる連載。今回は、ベーシックなポーズのひとつである「ダウンドッグ(下向きの犬のポーズ)」についての質問に答える。

綿本彰

ダウンドッグで休憩できない

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(Photo by PIXTA)

今回の相談は、ダウンドッグ(下を向いた犬のポーズ)について。ダウンドッグは、ヨガのクラスなどでも休憩ポーズとしてよく行われる基礎的なポーズのひとつ。だが、ビギナーにとってはダウンドッグ=ラクなポーズと感じるには、習得しなければならない体の使い方がある。「『ダウンドッグで休憩』と言われることがありますが、腕や肩が辛くなってポーズを深めるどころかあきらめてしまう」という相談者の言葉に対する綿本先生のアドバイスとは?

ダウンドッグ

肩甲骨の位置を意識。肩の詰まりを感じない場所を探ろう

「恐らく、体の中心(コア)から力が出せておらず、そのため肩甲骨が正しい位置で固定されていない、さらには肩の柔軟性に見合った角度でポーズが保持されていないことが原因だと思います。

コア

例えばとっても嬉しいことが起きた時、思わず声が出てお腹の圧力が高まるように、お腹に程よい力が入っていて、その力で背骨が伸び、胸が広がり、肩関節でその広がりが妨げられないような角度で腕が万歳の方向に伸びていれば、このポーズはとても気持ちのよい休憩ポーズになります。 とは言え、コアや流れの感覚を会得するのはなかなか難しいので、最初は肩の詰まりが軽減される所まで上方向に逃げ、肩の詰まりがなくなる肩甲骨の位置を探ることをおすすめします。痛気持ちいい所を目安にしてみてくださいね」

コア

教えてくれたのは...綿本彰先生
日本ヨーガ瞑想協会会長、綿本ヨーガスタジオ主宰。父である同協会名誉会長、故・綿本昇師からヨガを学ぶ。大学卒業後インドに渡り、各地でヨガ、アーユルヴェーダの研修をし、帰国。1994年にヨガの指導をスタート。

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