ヨガスタジオではレッスンが終わる度にお手入れしているヨガマット。あなたの自宅のマットはこまめにお手入れできていますか?自宅でこまめにやりたいマイマットのお手入れ。その理由と方法とは?
伊藤香奈
ヨガマットはこまめに手入れして!
ヨガマットは汗や皮脂がついていて、汚れているように見えなくとも、意外に汚れているものです。マットに落ちる汗だけじゃなく、洋服が少しでも汗で濡れていたら、その汗はマットにもついています。手のひらや足の裏は、ぐっと力を入れてマットに押し付けたり踏ん張ったりしますから、見えなくても皮脂もついています。ヨガマットの表面は繊細で、爪でちょっとひっかいだだけでもめくれてしまいます。汚れがこびりついてからゴシゴシと落とすようにすると、表面が傷つき劣化の原因にもなるでしょう。
ヨガマットの機能低下にも?!
ヨガマットの品質は、何よりクッション性とグリップ性が大切です。クッション性は、膝をついたときに膝が痛くならないような弾力があることや、ぐっと力を入れてマットがへこんだ後にフラットに戻るスピード等で感じることができるでしょう。赤ちゃんのお肌と一緒です。グリップ性は、特にダウンドッグのポーズをとると、感じることができるでしょう。手元が滑ってしまい安定しないと、ポーズに集中できません。お手入れをさぼり、ヨガマットが劣化してしまい、このようなこのクッション性やグリップ性といった機能も低下させるのです。
おすすめのお手入れ法はこの2つ!
特に自宅のマイマットは、お手入れを怠りがち。自宅で簡単にできるこの2つだけでも、定期的に行いましょう。
(1)汚れをふき取りましょう ※できれば使用する毎に行えるとGOOD!
毎日のお手入れは、軽く湿らせた布でマット全体を吹きます。お湯で湿らせた布は、より汚れが取れやすくなります。さらに丁寧にお手入れしたい時やこびりすいた汚れが気になる時は、中性洗剤をしみこませた柔らかい布で優しくふき取りましょう。マット掃除用の布は、使い古しのハンドタオルや厚手のキッチンペーパー、外食の時に出てくるお手拭き等もヨガマット掃除に使いやすいでしょう。
(2)日陰干しをしましょう ※時々でOK!
ヨガマットは、スポンジのような構造になっており、内側に気泡がたくさんあいています。日々の使用後は、丸めて直射日光の当たらないところにしまっておきたいですが、時々は日陰干しをして風を通してあげましょう。しみこんだ汗等をしっかり乾かすことで、マットの劣化を防ぐことができます。
マイマットは自分の学びのスペース
日々の心身の健康を保ってくれるヨガに必要不可欠なマイマット。道具を大切にすることもヨガを深めるうえでは大切な心掛けの一つではないでしょうか。