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「一見ただの石?!」実はコレが梅雨のアレを解消する救世主だった!

“サステナブルな行動”のバトンをつなげていく、リレー連載企画「#TSUNAGU100」。今回は、なるべくプラスチックを使わない生活情報を届ける「プラなし生活」の古賀陽子さん。ジメジメした梅雨の嫌な湿気を放っておくと、カビになる可能性も。湿気や臭いを軽減する「炭・重曹・除湿ボール」で対策してみては。

使い捨てにならない、除湿・消臭アイテムがほしい!

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梅雨の時期、湿気や臭いのストレスを少しでも軽くしたいけど、市販の除湿・消臭アイテムは使い捨てが多く、ごみになったり量が多くて持て余したりすることがネックでした。
何度も繰り返し使えて、自分の暮らしにちょうどいいものを取り入れてみました。

1.「炭」で湿気と臭いをぐんぐん吸着!天日干しすれば効果復活

まず注目したのは炭。炭は「多孔質」と言って、表面に小さな孔が無数に空いており、臭いや水分を吸着する働きがあります。
ここで使用したのは備長炭。バーベキューの燃料用の炭より、脱臭・浄水用などと書いてあるものがおすすめです。

効果が弱くなってきたと感じたらメンテナンスのサイン。
天気のいい日に外に出して天日干しすると、何度でも繰り返し使えますよ。

【使い方1】靴箱や玄関にそのまま置く

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靴箱や玄関のこもった臭い、気になりますよね。そんな時は炭を何本かまとめて直置き。
竹かごなどナチュラルな入れ物にざっくり入れるとおしゃれ感が上がります。

【使い方2】布に包んで靴の中に入れる

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雨の日の靴の湿気や臭いにも炭が使えます。
そのまま入れると靴が黒くなってしまうので、布や新聞紙などに包んで靴の中に入れます。
新聞紙なら吸水性も高く汚れても問題ないので、使い勝手はいいですね。

2.「重曹」は除湿も消臭もできる万能アイテム

料理や掃除に使うイメージのある重曹ですが、除湿・消臭にも効果があります!

買ってきたばかりの重曹はさらさらですが、保管状態が悪いと固まってしまうことはありませんか?これは湿気を吸っている証拠。乾燥剤のように湿気を吸うと固くなるので、除湿剤として使えるんです。

また、重曹は弱アルカリ性の性質があります。
そこに酸性の臭い成分が触れると中和され、臭いが抑えられるんです。
(酸性の臭いで代表的なものはキムチや漬物、汗など酸っぱい系の匂い)

【使い方1】重曹をそのまま瓶に入れて置く

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使い方は簡単。瓶に重曹を入れて、蓋をしないで置いておくだけ。
例えばシンクの下や、調味料や食材を収納している戸棚・冷蔵庫など狭いところで効果を発揮します。
蓋のかわりに通気性のあるガーゼをかぶせて麻紐でまくと、ナチュラルでかわいらしくなりますよ。

【使い方2】臭いの元にふりかける

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シンクのごみ受けやごみ箱の中に重曹をふりかけるのもあり。
何も準備がいらないので、応急処置的にできる方法です。

【使い方3】重曹水にしてスプレーする

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重曹を溶かして消臭スプレーが作れます。
カーペットやカーテンなど頻繁には洗えないもの、生乾きの洗濯物におすすめです。

<作り方>用意するもの:重曹、無水エタノール、水

1. ボウルに無水エタノール(10ml)と水(90ml)を入れる。
2. 重曹(小さじ1/2)を加えてよく混ぜ合わせる。
3. スプレーボトルに入れて完成!全体で100mlできます。

お好みの精油を入れてルームスプレーのようにもできますよ。
その場合は先に無水エタノールに精油を2〜3滴よく混ぜてから、水と重曹を入れてください。

重曹スプレーは長期間スプレー容器に入れたままだと詰まることがあります。作ったら1〜2ヶ月を目安に使い切るか、余ったらお掃除に。

3.おしゃれな石?繰り返し使用可能な「除湿ボール」

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こちらは「ROUBAIX(ルーベ)」という除湿アイテム。見た目は丸い石のようですが、ナノ多孔質シリコンとシリカゲルでできていて、置いておくだけで湿気を吸い取ってくれるんです。

1箱に3つ入り。直径10cmくらいの大きさで、おしゃれなインテリア雑貨のよう。家のあちこちに気軽に置けます。

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試しに戸棚に入れてみると、1時間で湿度が60%→55%に下がっていました!
ROUBAIXの重さは110g→124gに増えていて、ちゃんと湿気を吸ってくれています。

2週間ほどしたら電子レンジ(200W)で7分ほど加熱すると効果が戻ります。
50回くらい繰り返し使えるそうですよ。

ROUBAIXの素材は生分解性で、使用後は可燃ごみに出せます。

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