唐揚げをつくるときに必要な工程である、とり肉を調味料に漬けておくことや、油の後処理をすることを、面倒に感じることも多いのではないでしょうか。じつは唐揚げにつかう食材を変えるだけで、つける時間は不要・少ない油でかんたんに揚げ物がつくれるんです。今回は、唐揚げにするとおいしい3つの食材をご紹介します。
大さじ2の油でカラッと揚げる「オクラの唐揚げ」
ゆでて食べてもおいしいオクラは、唐揚げにすると絶品おつまみに変身します。下味につかう調味料は、しょうゆや塩など身近なものばかりです。揚げ焼きにするので、少ない油で揚げられます。
カレーパウダーやコンソメなどで下味をして、味を変えるのもおすすめです。カラッと揚がったオクラは、やみつきになるおいしさです。
材料
オクラ……1パック（今回は8本使用）
しょうゆ……小さじ1
塩・こしょう……少々
おろしにんにく（チューブ）……1cm程度
かたくり粉……大さじ4
サラダ油……大さじ2
塩（すり込み用）……ひとつまみ
つくり方
1.オクラのヘタとガクを包丁で取りのぞきます。まな板の上で塩をふり、手で転がしてすり込みます。
2.オクラを1cm幅くらいに切ります。
3.ポリ袋に切ったオクラ、しょうゆ、塩・こしょう、おろしにんにくをいれて、調味料が全体になじむように軽くもみ込みます。
4.かたくり粉をくわえて袋を軽くふり、全体にまぶします。しあがったときに衣がベタつかないように、オクラ1個1個にしっかりとまぶすのがポイントです。
5.フライパンにサラダ油をいれて中火で熱し、4を揚げ焼きにします。途中でひっくり返しながら表面に焼き色をつけます。
6.器に盛りつけたらできあがりです。
寝かせる時間は不要！あっという間につくれる「長ネギの唐揚げ」
麺つゆ・にんにく・しょうがとシンプルな調味料をつかって、長ネギに下味をつけます。唐揚げ粉をつかわずにかたくり粉のみで、外はサクサク、中はトロリとした唐揚げにしあがります。
長ネギを調味料に寝かせる時間は不要で、とり肉などと比べて時短です。お酒のおつまみにもおすすめです。
材料
長ネギ……2分の1本
麺つゆ（2倍濃縮）…… 大さじ1
おろしにんにく（チューブ）…… 1cm
おろししょうが（チューブ）…… 1cm
かたくり粉……大さじ2
油……適量
つくり方
1.長ネギを食べやすい大きさに包丁で切ります。
2.ポリ袋に長ネギ、麺つゆ、にんにく、しょうがをいれて、よくまぜます。
3.ボウルにかたくり粉をいれます。保存袋から取りだした長ネギをボウルにいれて、全体にかたくり粉をからめます。
4.油をフライパンにいれて170度に熱し、上下を返しながら揚げます。
5.油をきって、お皿に盛りつけたらできあがりです。
つかうのは調味料とはんぺんだけ！「はんぺん唐揚げ」
はんぺんにひと工夫をすると、おいしい唐揚げに変身します。はんぺん唐揚げは、とり肉の唐揚げよりも軽い口あたりです。カリカリとした食感とふわっとした食感を同時に楽しめます。
はんぺんをつぶすときに、コーンや枝豆をお好みでプラスするのもおすすめです。お弁当のおかずにもぴったりの一品です。
材料（つくりやすい分量）
はんぺん……1枚分
かたくり粉……適量
サラダ油……適量
A
しょうゆ……小さじ2分の1
酒……小さじ2分の1
すりおろしにんにく……小さじ4分の1
すりおろししょうが……小さじ4分の1
つくり方
1.ポリ袋にはんぺんを入れ、袋の上からあらめにつぶします。
2.Aの調味料を袋にくわえ、全体にまざるようにもみ込みます。
3.2を6等分にして丸め、かたくり粉をまぶします。
4.フライパンにサラダ油をいれて180度に熱し、転がしながら表面がこんがりするまで揚げます。
5.油をきって、盛りつけたらできあがりです。
食材を調味料につける時間が少なかったり、少ない油で揚げられたりと、どれも手軽につくれる唐揚げです。揚げ物を食べたいけれど調理や片づけが面倒にかんじるときは、ぜひ試してみてください。
