isutaでは今週も、SUGARさんが贈る週間占いを配信。
2023年上半期の占いも公開しているので、ぜひ併せてチェックしてくださいね♡
今週のおひつじ座の運勢
illustration by ニシイズミユカ
若きことをやめず
今週のおひつじ座は、新たな動き、予想外の動きをみずから作りだしていこうとするような星回り。
『鮎は影と走りて若きことやめず』(鎌倉佐弓)という句のごとし。
夏の川魚の代表である「鮎」は、川の流れのゆるかったり濁っているようなところでも釣れる鮒(ふな)とは違い、水の透明な上流域で素早く動いており、掲句ではその様子をが「影と一緒に走っている」とじつに“いきいき”と表現されている。
あなたもまた、“とぼとぼ”や“よろよろ”とするのでなく、“いきいき”や“きびきび”とした動きを体現できるよう心がけていくべし。
今週のおうし座の運勢
illustration by ニシイズミユカ
直接的な交差感覚
今週のおうし座は、頭よりも手で感じたことにこそ、おのれを託していこうとするような星回り。
ユダヤ教学者の前島誠は、ヘブライ語で「手」「力」「傍ら」などを意味する「ヤード(YD)」という名詞から、「手でする」を原意とする動詞やさらにその派生語が作り出されたとして、次のような聖書の一節を取り上げています(『不在の神は<風>の中に』)。
「暮らしを支えるために朝早くから夜遅くまで身を粉にして働いたとしても、それが何になるのか。主は愛する者に必要な休息をお与えになるのだから。」(詩篇127・2)
あなたもまた、何によって知るべきかという“最初の一手”に立ち返っていきたいところです。
今週のふたご座の運勢
illustration by ニシイズミユカ
健やかなる病人
今週のふたご座は、ひっそり静かに生まれ変わっていこうとするような星回り。
『亀の子のすつかり浮いてから泳ぐ』(高田正子)という句のごとし。
「すっかり浮いてから」という口語表現のやわらかさに、どこか人混みのなかのストレスや人間社会のせわしなさとは隔絶した「亀」の生きる悠久の時の流れが感じとれますが、これを人間が実践しようとするとなかなかの工夫と忍耐が必要なのではないでしょうか。
あなたもまた、掲句に詠まれた「亀の子」になったつもりで過ごしてみるといいでしょう。