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[6/12〜6/18の運勢]6月3週目の運勢はどうなる?SUGARさんが贈る12星座占いをチェック!

今週のさそり座の運勢

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illustration by ニシイズミユカ

できるだけ何もしない

今週のさそり座は、直感力が高まって、おのずから占い師化していくような星回り。

精神科医の新宮一成は『メディアと無意識』のなかで、災害や疫病、飢饉などが多発していた中世日本社会においては、人びとが自分の見た夢を他者と共有したり、言及しあう情報空間が構築されていたのだと述べています。

これはあくまで一つの仮説なのですが、社会不安が強まってくる時というのは、自然と占い師が増えるというより、誰しもが占い師的な側面を持つようになったり、占い師的な行為をするようになるのではないでしょうか。

あなたもまた、現代における「夢の民主化」の一端を担うような受信を自分でも気付かないところで行っていくのかも知れません。

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今週のいて座の運勢

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illustration by ニシイズミユカ

肉の食い入るや

今週のいて座は、人間間の不気味な現実に突き当たっていこうとするような星回り。

『蝸牛つるめば肉の食ひ入るや』(永田耕衣)という句のごとし。掲句の「蝸牛」はかわいらしく牧歌的な雰囲気とは一線を画し、生殖の交わりをしているその光景は、まるで「肉と肉とが食い入る」かのようで、ぬるぬるした体表の質感とあいまって不気味でさえあります。

あるいは、作者の目の前で実際にそうした光景が広がっているのではなく、作者が頭の中で「蝸牛が交わるとどうなるのだろう」と想像しているのかも知れません。それならなおのこと、作者の想像は恐ろしい。つまり、作者はここで蝸牛のかなしみを詠むと同時に、人間のかなしみをも詠っているわけです。

あなたもまた、人と人とがつるんでいく上で必ず伴ってくるかなしみや残酷さに直面していくことになるかも知れません。

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今週のやぎ座の運勢

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illustration by ニシイズミユカ

生産性/効率性の罠にはまらないために

今週のやぎ座は、まずは自分と仲良くしていくための時間を大切にしていくような星回り。

哲学者の戸谷洋志は『スマートな悪』において、ナチスを例に挙げ当時ユダヤ人の虐殺に加担した人びとはまともな良心を持たない人でなしだったのではなく、「まるでスマートフォンのシステムが自動的にアップデートされるように、良心を自動的に更新されてしまった」のだと指摘。

その上で、「最適化を至上の原理とする社会」へと向かいつつある現代社会はそうした「悪の陳腐さ」が拡大・再生産がますます強化されていく流れにあるのだと警告しています。

あなたもまた、自分が日々をどう過ごしていくと心地いいのかをよく知っていくことから、改めて取り組んでみるといいでしょう。

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