あなたは、睡眠についてどんな悩みがありますか?また、1日何時間寝ていますか?たくさん寝ても寝足りない、なかなか寝付けないなど、人によって睡眠に対する悩みは様々です。睡眠時間も、一般的に7時間睡眠が理想と聞くことが多いかもしれませんが、実は体質によって適切な睡眠時間があると、アーユルヴェーダでは考えられています。今回は、悩み別におすすめな睡眠時間や睡眠の質を高める方法について、お話をしていきます。
あなたの睡眠不足は何タイプ?
睡眠の悩みごとは人によって異なります。どんな悩みであったとしても、何か睡眠に悩みがあれば、日常生活に支障をきたし、生活の質までも下げてしまいます。あなたもぐっすりと眠れなかった日は、日中に不快感を感じたことがあるのではないでしょうか。
『一人一人違った体質を持つ』と考えられているアーユルヴェーダでは、なかなか寝付けない、眠りが浅い、朝起きるのが辛いなど、それぞれの睡眠の悩みについても、実は体質によるものと考えられています。自分がどのタイプかにより、改善方法は変わってきますので、まずは自分の悩みのタイプを探ってみましょう。
タイプ①:眠りが浅い、寝つきが悪い
タイプ②:頭が冴えて寝られない、夢をよく見る
タイプ③:寝ても寝足りない、熟睡し過ぎる
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タイプ別での睡眠の質の高め方
悩みのタイプがわかったら、自分の睡眠の特徴に合わせて、日々の暮らしを改善していきましょう。
タイプ①眠りが浅い、寝つきが悪い人
タイプ①の人は、体力があまりなく疲れを感じやすい人が多いです。体力や気力の回復のためにきちんと休息を取りたいところですが、予定を入れ過ぎる傾向はありませんか?
外部からの影響を受けやすく、精神的なストレスを感じやすいため、日頃から質のいい睡眠を心がけることが大切です。
・温かいお風呂にゆっくり入る
・温めたセサミオイルでマッサージをする
・眠るときに耳を覆う(タオルで覆うorコットンを耳に入れる)
・約8時間の睡眠時間
タイプ②頭が冴えて寝られない、夢をよく見る人
タイプ②の人は、目的達成意欲が高く、睡眠時間を削ってまでやり遂げようとしてしまいがちです。数日間でしたら、睡眠時間が短くても乗り越えられてしまいませんか?これが続くと、少しつづ睡眠の質が下がっていき、この状況が日常になりかねません。
寝る直前まで頭を働かせてしまう傾向があるため、リラックスする時間も含めた予定を立て、ゆとりのある時間を過ごしていきましょう。
・ホットミルクなど温かい甘い飲み物を飲む
・お気に入りの香りに包まれる
・月光浴、瞑想
・約7時間の睡眠時間
タイプ③寝ても寝足りない、熟睡し過ぎる人
タイプ③の人は、休むことが好きで、ゆったりとおうち時間を楽しまれる人が多いです。眠れないと悩むことは少ないですが、日中にお昼寝をしたり、二度寝をしやすくはないでしょうか?
寝過ぎることが、身体はだる重く、精神的にも重たさを感じやすい傾向があるため、運動など適度な刺激を取り入れることが大切です。
・早寝早起きを心がける
・食後に散歩をする
・夕食の量を控え目にする
・約6時間の睡眠時間
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一人一人体質が異なるので、睡眠もそれぞれ違った悩みがあるのは当たり前です。こちらの記事で、まず、みなさんが今日から改善できるポイントを意識した上で、あなたに合った睡眠の質の高め方で、心地いい朝をお迎えください。