秋の新作コスメも出そろったところで、「これからのメイクをどうアップデートすればいい?」という質問に、メイクアップアーティストのイガリシノブさんがアンサー。イガリさんが考える、この秋、“これからくる”メイクアップテクとは?
第1回目は、もふもふした雰囲気のうす眉メイクのご紹介です。
この秋は、メイクのルールに縛られず、個々の顔を思いっきり楽しもうよ!
「今の若い子たちって中顔面短縮メイクとかをしていて、なんだかみんなアニメ顔っぽいというか、キャラっぽくない? みんな個々のメイクを楽しんでいて、そういうの、すごくいいなって思うんです。
これが正解! とか、こうじゃなきゃだめ! といったメイクの暗黙のルールみたいなものに縛られず、みんなバラバラでいい。それが個性だし、本当の意味でのメイクの楽しさだと思う。今のコスメはすごく進化しているから、頼りがいのあるコスメたちに思いっきり頼るのもいいしね!
そんな気持ちを盛り込んだメイクを今回は3パターン紹介してみたいなと思います」(イガリさん・以下同)
うす眉でゆるキャラみたいな“もふもふ顔”
ファージャケット¥60500/ハイク(ボウルズ) ピアス(右耳)¥5500・(左耳)¥16500/メメントパターン.
「眉メイクが今の時代みんな大好きだと思うんだけど、ネクストステージは薄くて、もふもふした感じ! ゆるキャラみたいな可愛らしさとともに、色気とか品のよさが不思議と漂って、いいよね。
うす眉っていっても、明るいアイブロウカラーをただ単に使うっていうことではなくて、眉を”消す”くらいのイメージでやってみてほしいな。
そうすると、眉を除いた目からリップまでが顔の面積に見える、つまり、下重心の可愛らしい幼な顔に見えるんです。下重心に見せたいから、目元も下まぶたメインでメイクすることも重要。
眉を消したところで次にこだわってほしいのは、頬に広く、鼻尖の下側にも忍ばせたオレンジのチーク。色素薄い中に血色が入った感じに見せられますよ。もふもふ系フェイスに見せるためには全体的に白みを際立たせることも大切だから、まつ毛も黒じゃなく、寒色系のブルーをセレクトしてみました」
使用したコスメはこれ!
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透明感もニュアンスも盛れる明るめピンクベージュ。曲がったヘッドも使いやすい。フジコ マジカルアイブロウカラー 04 ¥1408/かならぼ(9/20発売)
影色ベース、なじませカラー、ファイバー入りカラーの3種で、立体感も毛量もコントロール。インウイ アイブロウパレット 01 ¥4400/資生堂(9/21発売)
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深みのあるシックなブルー。カールもボリュームも逸品。マスカラ ディオールショウ アイコニック オーバーカール 264 ¥5170/パルファン・クリスチャン・ディオール
豊かなスキンケア効果も期待できる話題の新パレット。色づきも使用感も至福。オンブルクルールクアドリ 8 ¥9680(セット価格)/クレ・ド・ポー ボーテ
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頬のpH値と水分量に反応して色づくコーラル。肌に溶け込んだような発色を楽しんで。ロージー グロウ 004 ¥5940/パルファン・クリスチャン・ディオール
ムースにように軽いテクスチャーで、リップにもチークにも。洒落感満載のITなベージュ。フーミー リップ&チーク アムールベージュ ¥1540/Nuzzle(限定品)
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長らく愛されている現行品から、限定で優しげなウォームピンクカラーが登場。シマリング グロー デュオ X02 ¥4950/THREE(9/6限定発売)
日焼け止め、ハイライトにも使えるパウダー、シェーディングがひとつになったマルチコスメ。フーミー おでかけUVパウダー C ¥2530/Nuzzle
もふもふ顔メイクのポイント
フジコのアイブロウマスカラを、眉色を完全に消すイメージでしっかりとのせる。