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子どもに伝えたい「挨拶の大切さ」とは|挨拶ができる子に育てる秘訣を保育士がアドバイス

子育て

子どもが挨拶をできず気まずい思いをしたことはありませんか?また、「どうして挨拶するの?」と子どもに聞かれたことはないでしょうか。挨拶の大切さや必要性をいち社会人としても見直しながら、気持ちの良い挨拶ができる子どもに育てる秘訣を保育士ライターがお話します。

(自分の中で)タイミングを逃した

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挨拶をしなくてはならない、挨拶は大切、挨拶の必要性も理解しているのにできない子どももいます。

例えば保護者が挨拶をした後に自分も挨拶をしようとしたのに、そのまま保護者と他人とのトークが盛り上がってしまい挨拶するタイミングを逃してしまうこともあるでしょう。

また、今までママ・パパと話していたのに、園に到着した・出先で保護者の知人に会ったなど、子どもにとっては急激に場面が変更になることで心の準備ができていなかったため、タイミングを逃した場合もあります。

そんなときは、「向こうに先生がいるから、おはようって挨拶しようね」など、心の準備をしてあげることが大切です。それでもできなかったとしても心配は不要です。
自分で覚悟したり勇気をだしたりし、自分なりのタイミングをつかんでいくはずです。

家族の目が恥ずかしい・家族に恰好をつけている

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挨拶をしない・できない子どもの中には、家族がいない場所の方が本来の自分を出し切れる子どももいます。
成長と共に、家族の前で格好をつけるようになるのです。特に男の子に多いように感じます。

家族がいない場所では、平気で挨拶をしたり会話をしているのに、家族の前だと挨拶をしない、保育園や幼稚園では挨拶をしていると先生に聞いているのであれば、大丈夫です。

それは、年齢とともに自分以外の人の視線や見え方を客観視したり気にするようになった成長の表れです。

気になるようであれば、園と連絡を取り合い、先生方に挨拶や返事、会話のやり取りをしているか聞いてみましょう。

「自分から挨拶ができる子」になる方法とは

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親に促されなくても自分から挨拶をするよそのお子さんを見ると、「すごいなぁ」「しつけが行き届いているな」「どう育てると自分から挨拶するようになるのだろう」と思う方がいるかもしれません。

挨拶は大人のわたしたちもそうであるように、習慣と慣れ、そしてコミュニケーションの一貫と捉えることで身についていくものですね。

挨拶をしたり会話をしたりできることで、近所の人が顔見知りとなり、いざというときに防犯など助けてもらうことがあるかもしれません。

だからといって、いくら言葉で子どもに「挨拶をしなさい」「明日はちゃんとしてよ」と繰り返し伝えることで挨拶って面倒、挨拶することが怖い、挨拶するのが緊張する、挨拶ができなかったらどうしようと思う子どももいます。
挨拶をする子どもに育てるポイントとはどのようなことでしょうか。

親が相手よりも先に元気に挨拶!

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元気で機嫌良く挨拶をしてくれるママ・パパの姿は、子どもはしっかりと見て胸に刻んでいます。挨拶をすることは普通のことであり、家庭の中でも身についていることでしょう。

ママ・パパが子どもをせっついたり、怒りつけたり、機嫌が悪かったりするとママ・パパの挨拶がなかったり、声が小さかったりします。
また、子どもも出かけるギリギリまで眠っていて機嫌が悪かったり、朝食を食べる時間がなく元気がなかったり、叱られながらだと挨拶はできません。

子どもは日々成長し、個人差はあれど必ず大人になっていきます。焦らずにまずはママ・パパが挨拶を元気にする姿を見せ続けてあげてください。

子どもに無理強いしない

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「おはよう、は?」「挨拶しなさい!」など、他人に対しての挨拶を返さないわが子にイライラしたり怒ったり、何度も繰り返し挨拶をするように言うママ・パパもいます。
子どもは言われれば言われるほどに緊張し、恐怖と焦りで言葉が出なくなってしまいます。

そればかりか、相手の方にもその雰囲気が伝わり良くない空気感になってしまうことも。これでは挨拶の意味がありませんね。

帰宅してからでいいので「今度会ったら、こんにちはって言ってみようか。言えるとなんだかうれしくなるよ」と挨拶の気持ちの良さを伝えてあげる方がよっぽど効果的ですし、子どもの心に響きますよ。

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