展望テラスからは反射炉×富士山のコラボビューが!
一方、2015年7月に「明治日本の産業革命遺産」の構成資産のひとつとして世界文化遺産に登録されたのが「韮山反射炉」です。幕末期の代官・江川太郎左衛門英龍が手がけ、子の英敏が受け継ぎ、安政4年(1857)に完成させた、金属を溶かし大砲などを鋳造するための溶解炉。実際に稼動した反射炉として国内で唯一現存する点で、大変貴重な歴史遺産です。
連双2基4炉からなる韮山反射炉
2017年12月には敷地内にガイダンスセンターも開業しました。映像や展示を通して、韮山反射炉の歴史や価値などについて理解を深めてから現地を訪れると、より鮮明に当時の様子を思い描くことができるでしょう。
ガイダンスセンターの展示パネル
個人で見学するだけでなく、無料のガイドサービス(9:00~16:00<土日、祝日は9:00~11:30及び13:00~16:00>)受付。約20分間。事前予約可)を活用すると、より理解を深められるはず。
韮山反射炉を見学した後は、裏の茶畑の上に設けられる展望スポットに登ってみましょう。すると晴れて空気の澄んだ日には、韮山反射炉と富士山の贅沢なコラボショットが望めます。
裏の茶畑の上から望む富士山&韮山反射炉
また2019年4月1日~8日の毎日と、5月18日~6月16日の土日の17:00~20:30には、ライトアップ&初の夜間開館を実施予定(5月18日~6月16日の平日はライトアップのみ実施)。漆黒の夜空に浮かび上がる明治の産業遺産は、工場夜景を思わせる普段とは異なる表情で見る者を魅了することでしょう。
桜の季節にライトアップされる韮山反射炉
「韮山反射炉」
・住所:静岡県伊豆の国市中字鳴滝入268
・TEL:055-949-3450(韮山反射炉ガイダンスセンター)
・開館時間:9:00~17:00(10~3月は~16:30)
・定休日:第3水曜(祝日の場合は翌日)
・入館料:一般500円
・交通アクセス:伊豆箱根鉄道伊豆長岡駅から徒歩30分(土日、祝日と特定日は韮山反射炉循環バスで約10分)
富士ビューに感動! 進化が止まらない日本最長の大吊橋
2015年12月の開業以来、三島の人気絶景スポットとしてすっかり定着した「三島スカイウォーク」。全長400mの日本一長い大吊橋から、日本一高い富士山と日本一深い駿河湾を望める、“3つの日本一を兼ね備えたスポット”として国内外から注目を浴びています。
3つの日本一を兼ね備えた、三島スカイウォーク
実際に渡ってみるとそれほど揺れは気にならず、何よりここでしか出会えない壮大なスケールの絶景に圧倒されます。真っ青な青空に雪を抱いた富士山と、その奥にきらめく駿河湾が望めたなら、ラッキーです!
橋の上から望む富士山はサイコー!
広大な敷地内には年を追うごとに新たな施設が登場! 橋を渡り切った北エリアには、散策路「Kicoroの森」や170種1万株のあじさいが咲く「あじさい小道」のほか、樹上アスレチックの「アドベンチャーコース」や、大吊橋の脇をすり抜ける「ロングジップスライド」などのアクティビティが充実。年代を問わず楽しめるアイテムが揃っています。
一方、南エリアでは一年中花に囲まれた「スカイガーデン」でのお土産探しや、レストランやカフェでのんびり休憩。たとえ富士山が顔を出さなくても、楽しむ方法は色々です。
花のシャンデリアが下がる、スカイガーデン
「三島スカイウォーク」
・住所:静岡県三島市笹原新田313
・TEL:055-972-0084
・開館時間:9:00~17:00(天候やイベントにより変更の場合もあり)
・定休日:無休(荒天の場合は通行を制限する場合あり)
・入館料:大人1000円
・交通アクセス:JR東海道本線三島駅より東海バス元箱根港行きまたは山中行きで約20分、 三島スカイウォーク下車すぐ