肩周りにはダイエット細胞と呼ばれるものが集結しています。そのダイエット細胞を活性化する肩のストレッチをご紹介します。
ダイエット細胞は肩まわりに集結している
スマホやデスクワークの普及により、肩こりの悩みを抱えている方は年々増えています。肩こり解消のために肩甲骨周りをほぐしたりと試みることも多いと思いますが、この肩をほぐすことはダイエット細胞を活性化させるので肩こり解消だけでなく実はダイエットにもつながっているのです。
このダイエット細胞とは褐色脂肪細胞のことで、私たちの体には2種類の脂肪細胞があります。
①白色脂肪細胞
私たちがイメージしている太ると増える脂肪は白色脂肪細胞。この細胞は体内の余分なエネルギーを貯める働きを持ち、皮下脂肪や内蔵脂肪として体内に存在しています。生きていくうえで必要な細胞ではありますが、増えすぎると肥満体型になる脂肪細胞です。ちなみに白色脂肪が脂肪を蓄積すると球体に膨らむのですが、それがセルライトです。
②褐色脂肪細胞
白色脂肪細胞を燃焼し、熱を作り出すのが褐色脂肪細胞のためダイエット細胞ともいわれています。この褐色脂肪細胞は赤ちゃんの時が最も多いので、年々痩せにくくなったと感じる方はこの褐色脂肪細胞が減少しているからかもしれません。褐色脂肪細胞は名前の通り褐色で、主に首、肩甲骨、わきの下、心臓、腎臓のまわりなど限られた場所にしかありませんので、その周辺を刺激することで細胞を活性化することができます。
肩甲骨を動かしてダイエット細胞を活性化しよう!
特に肩甲骨周辺に褐色脂肪細胞が密集しているといわれています。また肩甲骨を動かすことは、リンパの流れも良くなりむくみやセルライトを排出するのをサポートしてくれる効果もあります。早速肩甲骨を動かしてみましょう!
肩甲骨を寄せる
photo by yurina
1)両手を体の後ろで繋ぐ
2) 拳を斜め下に引っ張りながら肘を伸ばし胸を張る(※この時に肩甲骨を寄せる意識をしましょう)
3)伸ばしていた腕をゆるめ、わざと猫背をつくる
4)息を吸いながら2)、吐きながら3)の動きを1分続ける
肩甲骨の上げ下げ
photo by yurina
1)両手を体の前で繋ぎ、手のひらは上で両腕を天井に伸ばす
2)片方の肘を下に向けるように曲げ、もう片方の肘は天井に向ける(※この時顔は正面キープをすることで上にある方の肩甲骨周辺が良く伸びます)
3)再度両手を天井に伸ばして、反対を行う
4)1)〜3)を1分間行います
肩甲骨を離す
photo by yurina
1)あぐらの姿勢からスタート
2)右の手を左斜め前につく(※この時おへそを見るようにし、右の肩甲骨に伸びを感じる)
3)右の手を斜め右後ろに伸ばし、胸も斜め右上に開く(※なるべく大きく開き肩の内側を気持ちよく伸ばす)
4)2)〜3)を1分間繰り返したら、そのまま10回腕を回す
反対も行う