北欧風のインテリアは、あたたかみがありつつシンプルでオシャレ。自然の風合いを活かした木製の家具や、デザイン性のある雑貨がよく映えます。北欧家具を持っていなくても、いくつかのポイントを入れると北欧風にグッと近づきます。実践しやすいポイントを4つご紹介します。
ポイント1:基本の色味をアースカラーを3色で選ぶ
ベースの色はアースカラー3色にしぼるとアレンジが楽です。
わが家の場合は、白(カーテン・ラグ)、茶(木製家具)、グレー(ソファ)の3色が基本。
最初から色をたくさん入れてカラフルにしてしまうと、全体のバランスを取るのが難しくなります。ベースはシンプルにするのがオススメ。そこに好みの雑貨を厳選して置いていくと、自分らしさをプラスする事ができます。
ポイント2:小さなファブリックや雑貨で、アクセントになるカラーを入れる
小さなファブリックや雑貨でアクセントになるカラーを使うと、インテリアで遊べたり、小さな模様替えになり楽しいです。
季節毎にクッションカバーや雑貨を変えるのもオススメ。小さなものは手軽に変えられますし、色味が変わると気分も変わります。
ポイント3:インドアグリーンを取り入れる
心地よい部屋には、観葉植物があるというイメージがありませんか?
観葉植物は部屋にいきいきとした雰囲気を与えてくれるほか、人の幸福度や集中力を上げる効果があるそうです。
ウンベラータ(写真)やポトスなどのまるい葉の柔らかな雰囲気が、家族が集まる場所やリラックスしたい場所にぴったり。一方、とがった葉を持つ植物は、風水的に厄除けや魔除けとして効果的だそうです。
手入れのいらない、枝ものがオススメ
「鉢物はハードルが高い」と思う方は、季節の枝ものを花瓶に飾るのも素敵です。
枝ものはあまり手間をかけなくても長持ちしてくれるので、部屋の中で1~2ヵ月楽しめます。
これからの季節は、清涼感のあるドウダンツツジ(写真)が特にオススメ。
北欧ブランドのフラワーベースももちろん素敵ですが、ダイソーで手に入る花瓶もシンプルなガラス製を選ぶと合わせやすいです。
部屋にグリーンを飾ってみたら部屋を掃除したくなったり、作業中にデスクに花を飾ったらリラックスして集中できたという経験もあります。
部屋に植物を飾ることで「視覚的だけではない良い効果があるのかも」と実感しています。
ポイント4:天然素材の家具や雑貨を選ぶ
北欧インテリアと言えば、ナチュラルな素材で作られたシンプルでモダンな家具がひとつの特徴。
テレビまわりに様々な家電が置いてあるリビングですが、ウォルナット材のテレビボードにすべて収納すればすっきりした見た目になります。子どもたちが毎日使うゲーム機などの生活感のあるものは、、ストローカゴの中に収納すれば、取り出しやすく、空間にもなじみます。
夏時期でも取り入れやすい、自然素材のインテリア雑貨
敷物はモロッコのベニワレンやムートンラグ、ギャッベを取り入れています。
天然の羊毛が使われたものは通気性が良く、夏でもさらっとしているのでエアコンの冷え予防にも良さそうです。
天然木の家具に羊毛、藁やウォーターヒヤシンスで編まれたかご、青森ひばのスツール。自然素材のもの同士は相性がよく、自然と調和してくれています。
アースカラーをベースに自分の好みを足していく
わが家のリビングを例に、4つのポイントを挙げてみました。
ベースをアースカラー3色でまとめること。そこに、全体の5%程度アクセントを入れて作ると、全体のバランスが良くなります。
お好みで、ステンレスやスチールなどの無機質な素材をあわせると、シャープでモダンなイメージに。カラフルなものを合わせると、あたたかくかわいらしい感じになります。
好きなポイントやカラーを箇条書きにしたり、好みの写真を集めてみるのもオススメです。 まずは、ご自分の好きな雰囲気をイメージすることから始めてみてください。
photo / kao