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銀行マンの父親は、小学1年生の娘にお金の価値をどうやって教えている? 「パパじゃなく財布と相談したら?」

お金の概念をどう教える?

アンケートの声:

「こどものためにもらったお金は本人の手元に一度置き、ほしいものがあればそこから買ってもいいと言っています。本人も何でもすぐ買おうとせず考えて使っているので制限はかけていません」(40代母親 / 3年生男子 / 東京都)

「おこづかいは渡しておらず、お年玉などもらったお金は基本的には貯金や寄付。必要なものがあるときは、なぜいまそれが必要かプレゼンしてもらい、親が納得できたら買います」(40代母親 / 4年生女子 / 奈良県)

「失敗させることも一つの方法かも」(母親 / 中学生以上男子 / 東京都)

近藤さんの場合:

長女はガチャが好きで、千円札をあげようとすると「いらないから、100円ちょうだい」と言ってくるんです。紙幣よりも、ガチャで使える銀色の硬貨のほうがキラキラして価値があるように見えるんでしょうね。そんなときには「1000円あったらガチャが◯回できるんだよ」「1万円あったら◯回できるよ」「1万円を手に入れようとしたら、◯時間くらい働かないといけないんだよ」などと話すようにしています。

徳島大正銀行では、徳島県内の小中高校や支援学校で金融教育の出前授業をしており、小学校低学年も対象です。

低学年ではまずは「お金って何だろう」というところから学びます。昔は物々交換が行われていたことや、紙幣と硬貨の違いなど、浅く広く、お金の概念を教えます。

キャッシュレスやネット決済が当たり前となり、今のこどもたちは実際にお金のやり取りをしなくても買い物ができる時代を生きています。金額の大きさがわからないまま、親のクレジットカードでゲームの課金をしてしまうなどトラブルになりかねません。

ですが、お金のことをちゃんと学べば、リスクだけでなく楽しみや喜びにつながり、人生を豊かにする可能性が広がります。

私が娘たちにお金について教えるのは、お金を通して「ものの価値」がわかるようになってほしいからです。お金とうまく付き合う方法を早くから身につけてほしいと思います。

こどものために貯蓄してる?

アンケートの声:

「お年玉などいただいたお金は母親が管理し、児童手当などと一緒の口座に貯めています」(40代母親 / 2年生男子 / 長崎県)

「お年玉は貯金していましたが、諸経費が足りず使わせてもらったり、本人のために何かを揃えるために使わせてもらいました。今年は本人に使わせてお金の勉強を少しさせています」(40代母親 / 2年生女子 / 埼玉県)

「お年玉は合計1万円になるように追加して、こども名義で投資しています」(40代母親 / 3年生女子 / 神奈川県)

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近藤さんが管理しているのは、家計の口座と、積立やNISA用の口座。こども2人それぞれの口座もある
画像の一部を加工しています
Akiko Kobayashi / OTEMOTO

近藤さんの場合:

娘たちが生まれてすぐ、それぞれの口座をつくりました。出産祝いなど、こどものためにいただいたお金を預け入れるためです。

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