水を入れて水漏れしていないかを確認したら、いよいよ色付け。合成うるしと真ちゅう粉を混ぜたものを接着した部分と欠けを埋めた部分に塗っていきます。
合成うるしは粘り気があるため、サッと線を引くと筆目が出てしまうので、塗りたいところにちょんちょんと置くようにするとうまく塗れるのだとか。線の太さは好みで調整できます。極細にしたい場合は竹串を使うという方法もあるそうです。
茶と金という色の組み合わせは、落ち着いたシックな器になりました。塗り終わったら店内やエントランスなど、好きな場所を見つけて写真撮影。塗った部分はまだ乾いていないので気をつけながら撮りましょう。金継ぎ前にも写真を撮り、ビフォー・アフターを楽しむ人も多いそうですよ。
器は持ち帰る際に紙袋や箱の内側に塗った部分が触れないよう厚紙に固定してもらえます(紙袋や箱は持参)。10日間紙袋や箱から出さずにそのまま乾かして完成です。
金継ぎが楽しい!と思ったら、簡易金継ぎから本漆の金継ぎにステップアップするもよし、簡易金継ぎでさまざまなものを手がけるもよし。それぞれのメリットやデメリットを知ったうえでどんどん先に進んでみましょう。まずは、器が割れても捨てずに直すという選択肢を選んでみませんか?
■金継ぎ暮らし(きんつぎくらし)
【六本木ヒルズ教室】
住所:東京都港区六本木6-10-2 六本木ヒルズヒルサイドB1 g KEYAKIZAKA
【自由が丘教室】
住所:東京都目黒区自由が丘1-14-8 2F
<金継ぎ1日体験教室>
TEL:03-6824-6511(株式会社八意)
開催日:火・木・土・日曜
開催時間:10時30分~12時30分、14~16時
料金:8000円
公式サイト:https://kintsugikurashi.co.jp/
Text:河部紀子(editorial team Flone)
Photo:yoko tajiri
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