4. 1975年創業のフレンチレストラン発「Chez Lui」
代官山駅から歩いて3分ほど。八幡通りの代官山郵便局の隣にある赤い庇のお店が「Chez Lui(シェ・リュイ、以下同)」。1975年に代官山で創業したフレンチレストランによるベーカリー・パティスリーの本店です。窓際のショーケースに誘われて店内に入ると、どこかクラシカルな印象のパンや焼き菓子、ケーキが数多く並んでいます。
食パンやカレーパンなども長年愛される中、季節を問わず人気なのがこの2つ。自家製のカスタードクリームをたっぷり絞った「クリームパン」と、老舗の製餡所「内藤製あん」にシェ・リュイ専用で作ってもらった餡子を詰めた「代官山あんぱん(粒/こし)」です。
シェ・リュイ
クリームパン 270円(税込)
代官山あんぱん(粒/こし) 270円(税込)
キューブ型がかわいいこのあんぱんには、実は白玉入り。上品な甘さの餡子ともちっとした白玉は相性抜群の組み合わせです。個人的には「代官山ぶどうぱん」や「カヌレ・ド・ボルドー」もおすすめ。生地からもレーズンの風味を感じる飽きのこないぶどうぱんや、バニラの香りが華やかなカヌレはまた食べたい!と感じるおいしさです。
シェ・リュイ
代官山ぶどうぱん 248円(税込)
プティ・カヌレ(カヌレ・ド・ボルドーの小サイズ) 237円(税込)
代官山アドレス・ディセ内にも店舗あり
ちなみに、シェ・リュイは代官山駅北口の歩道橋から直結の商業施設「代官山アドレス・ディセ」にも店舗があり、駅からすぐの場所で購入できます。
5. フレンチデリも人気の「MAISON ICHI」
代官山駅から歩いて3分ほど。代官山交番前の交差点に面したビルの地下1階にあるのが「MAISON ICHI(メゾン・イチ)」です。2006年に東京・西馬込でベーカリーとして始まり、その後代官山に本店を移転し、スイーツとフレンチデリも楽しめるように。代官山本店にはイートイン席もあり、多くの人でにぎわっています。
小麦粉をパンの種類ごとに使い分け、自家製の天然酵母で熟成発酵させたパンは、ドライフルーツや豆類などを織り込んだハード系のものから、田舎パンといった素朴なものまで個性が豊か。
一番人気は「いちじくピスタチオ」(写真右下)です。ハードで香ばしいパンの中に、その名のとおりドライいちじくとピスタチオがたっぷり入っています。生地の密度も高く、小麦の風味もしっかりと感じられるバランスのよいパンです。同じく具だくさんの「西尾抹茶と5種のかのこ豆」(写真左上)は、ほんのりやさしい甘さがおやつにうれしい一品。
いちじくピスタチオ 334円(税込)
西尾抹茶と5種のかのこ豆 313円(税込)
イートイン席も魅力的。カフェ利用もおすすめのパン屋さん
6. 開放的なテラス席がある「GARDEN HOUSE CRAFTS Daikanyama」
代官山駅から歩いて7分ほど。かつての線路跡地にある商業施設「LOG ROAD DAIKANYAMA(ログロード代官山)」内の「GARDEN HOUSE CRAFTS Daikanyama(ガーデンハウスクラフツダイカンヤマ)」は、鎌倉で人気のレストラン・GARDEN HOUSEから生まれたベーカリーです。店内の棚には色とりどりのパンが並び、レストランと同様に開放的なテラス席で、サンドイッチやスイーツも楽しめます。
一番人気は「塩バターメロンパン」。サクサクのクッキー生地に有塩バターが包まれていて、甘じょっぱい味わいが「癖になる!」と大好評。実は、絶妙な食感で食べられるよう、1時間ごとに少量ずつ焼き上げられている、手間暇がかけられた一品です。
GARDEN HOUSE CRAFTS Daikanyama
塩バターメロンパン テイクアウト 281円(税込)
お店の看板といえる「カンパーニュ」や、餡バターサンドなどにも使われる「全粒丸パン」もおすすめ。カンパーニュにグリーンオリーブを混ぜ込んだものは、塩味も効いていてワインとも合いそうな味わい。真ん丸でこんがりとした焼き色も印象的な丸パンは、意外にもしっとりと柔らかな食感の生地から全粒粉の香ばしさが広がります。
GARDEN HOUSE CRAFTS Daikanyama
全粒丸パン(プレーン) 150円(税込)
オリーブカンパーニュ1/4カット 340円(税込)